★ 007シリーズ第6作目は「女王陛下の007」(1969年)を観た。前作が海をテーマにしていたからか、今作は山だ。アルプスを舞台にアクションありラブロマンスありという作品。今までと違うのは、007役がショーン・コネリーでないことと、エンディングが切ないことだ。
★ さて、筒井康隆さんの「笑うな」(新潮文庫)から「ベムたちの消えた夜」を読んだ。人類が初めて火星に到達した日、酔っぱらったSF作家が公園でUFOと遭遇する話。
★ 「未知との遭遇」なのだが、こんなこと誰も信じてはくれまい。そもそも腰が抜けて、這って逃げるのが精いっぱい。とはいえ、自分一人で抱えるのも何だから、近くの交番に飛び込んだ。ところが交番には先客。若い二人が不純異性交遊を疑われて警官と修羅場を演じているところ。その様子をうかがっているうちに、小心な作家は交番を後にする。
★ 何か釈然としないが筒井ワールドにひき入れられてしまう。本作の前に収められている「末世法華経」は傑作だが、これは少々差し障りがありそうなので、興味のある方はご一読を。
★ さて、筒井康隆さんの「笑うな」(新潮文庫)から「ベムたちの消えた夜」を読んだ。人類が初めて火星に到達した日、酔っぱらったSF作家が公園でUFOと遭遇する話。
★ 「未知との遭遇」なのだが、こんなこと誰も信じてはくれまい。そもそも腰が抜けて、這って逃げるのが精いっぱい。とはいえ、自分一人で抱えるのも何だから、近くの交番に飛び込んだ。ところが交番には先客。若い二人が不純異性交遊を疑われて警官と修羅場を演じているところ。その様子をうかがっているうちに、小心な作家は交番を後にする。
★ 何か釈然としないが筒井ワールドにひき入れられてしまう。本作の前に収められている「末世法華経」は傑作だが、これは少々差し障りがありそうなので、興味のある方はご一読を。