★ 市役所の集団接種会場で新型コロナワクチンの第1回目接種を受けた。多分市役所の職員であろうスタッフ、それに医師、看護師の連携が見事で、何ら混乱もなく運営されていた。
★ 国民で希望する人はもれなくワクチン接種をする(それも短期間で)という国・地方挙げての一大プロジェクト、菅内閣の評価はともかく、この営みは将来高く評価されると思った。(予約の取りにくさは課題だが)
★ さて、接種の待ち時間に「日本推理作家協会編 謎001 東野圭吾選」(講談社文庫)から筒井康隆さんの「母子像」を読んだ。ユーモアあふれる筒井作品とは趣の違った内容だった。
★ 夫と妻、そしてまだ乳児のごく平凡な3人家族。ところがある日、妻と子が姿を消してしまうのだ。
★ ドラマ「フリンジ」では「もう一つの世界」が描かれ、スティーブン・キングの「ランゴリアーズ」では時間に追われて人々が消えていった。理由はわからないが、理不尽な状況に直面した人々の恐怖が伝わってきた。
★ この作品にも同じような怖さがあった。ごくまれに異世界にいる妻と子の姿が窓に映る。その姿はマリア様とイエスのようだ。まさに母子像のようだ。(川端康成の「心中」と並ぶホラーだった)
★ 作品は余韻を残して終わっている。
★ 国民で希望する人はもれなくワクチン接種をする(それも短期間で)という国・地方挙げての一大プロジェクト、菅内閣の評価はともかく、この営みは将来高く評価されると思った。(予約の取りにくさは課題だが)
★ さて、接種の待ち時間に「日本推理作家協会編 謎001 東野圭吾選」(講談社文庫)から筒井康隆さんの「母子像」を読んだ。ユーモアあふれる筒井作品とは趣の違った内容だった。
★ 夫と妻、そしてまだ乳児のごく平凡な3人家族。ところがある日、妻と子が姿を消してしまうのだ。
★ ドラマ「フリンジ」では「もう一つの世界」が描かれ、スティーブン・キングの「ランゴリアーズ」では時間に追われて人々が消えていった。理由はわからないが、理不尽な状況に直面した人々の恐怖が伝わってきた。
★ この作品にも同じような怖さがあった。ごくまれに異世界にいる妻と子の姿が窓に映る。その姿はマリア様とイエスのようだ。まさに母子像のようだ。(川端康成の「心中」と並ぶホラーだった)
★ 作品は余韻を残して終わっている。