★ 映画007シリーズ「007は二度死ぬ」(1967年)を観る。この第5作目は日本がメインの舞台。昭和40年代の日本が懐かしい。日本の諜報機関のボスを演じる丹波哲郎さんが若い。相撲あり芸者ありで、日本紹介のような作品だった。ちょっとステレオタイプだが。
★ 録画しておいたNHK「100分de名著」を観る。今月のテーマは、ル・ボンの「群集心理」。社会心理学の古典的な本だ。私は中学生の頃から社会心理学、中でも群集心理に興味があったので、久しぶりって感じだった。(私が群集心理に興味をもったのはオイルショックのときの、トイレットペーパー騒動だ。社会的な不安がある一定のレベルを超えると、どうも人間は理性を失うらしい。)
★ さて、昨日は山村正夫さんの「絞刑吏」(日本推理作家協会70周年アンソロジー「夢現」集英社文庫所収)を読んだ。
★ まず設定が奇想天外だ。ある老俳優、誰かの名前を呼べば、その人物になってしまう(文字通り「なってしまう」)という特殊な能力を持っている。(他者になっている間、自分はどうなっているのかは詳しく書かれていない。姿かたちがなくなっているようだが。)
★ その老俳優、ある出来事に巻き込まれ、次々と「乗り移っている」うちに、最終的に自分で自分を殺すなんてことに。作品としては面白いが、まずありえない前提を認めるかどうかだね。
★ 録画しておいたNHK「100分de名著」を観る。今月のテーマは、ル・ボンの「群集心理」。社会心理学の古典的な本だ。私は中学生の頃から社会心理学、中でも群集心理に興味があったので、久しぶりって感じだった。(私が群集心理に興味をもったのはオイルショックのときの、トイレットペーパー騒動だ。社会的な不安がある一定のレベルを超えると、どうも人間は理性を失うらしい。)
★ さて、昨日は山村正夫さんの「絞刑吏」(日本推理作家協会70周年アンソロジー「夢現」集英社文庫所収)を読んだ。
★ まず設定が奇想天外だ。ある老俳優、誰かの名前を呼べば、その人物になってしまう(文字通り「なってしまう」)という特殊な能力を持っている。(他者になっている間、自分はどうなっているのかは詳しく書かれていない。姿かたちがなくなっているようだが。)
★ その老俳優、ある出来事に巻き込まれ、次々と「乗り移っている」うちに、最終的に自分で自分を殺すなんてことに。作品としては面白いが、まずありえない前提を認めるかどうかだね。