じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

あさのあつこ「ランニング」

2023-08-20 19:59:36 | Weblog

★ 高校野球もあと準決勝と決勝を残すのみ。年によって見たり見なかったり、今年はたくさんの試合を見た。

★ 時代の流れか、球児の髪型が変わった。それからもう一つ、最近の校歌が素敵だ。今年の甲子園には残っていないが、愛知至学館の「夢追人」、大分明豊高校の「明日への旅」は、普通にJ-POPの名曲だ。

★ 福工大城東高校の校歌には、昔懐かしいドラマ「アテンションプリーズ」を思い起こした。「やればできるは魔法の合い言葉」の済美高校の校歌には今でも励まされる。

★ さて今日は、あさのあつこさんの「晩夏のプレイボール」(角川文庫)から「ランニング」を読んだ。青春ドラマを絵に描いたような作品だったが、何だかジーンとくる。(夏木陽介さんの「青春とは何だ」、竜雷太さんの「これが青春だ」、村野武範さんの「飛び出せ!青春」、中村雅俊さんの「われら青春!」など、懐かしい。最近はこうした学園モノがなくなったねぇ。)

★ 主人公・野崎嘉人は中学生の時、隣に住む幼なじみに誘われて高校野球の地区予選を見た。彼はそれまで野球には全く興味がなかったが、1球、1打ですべてが変わるドキドキ感に魅了され、高校では野球部に入った。

★ とはいえ、運動が得意なわけではない。特にランニングが苦手で、もはや3年生。最後の夏だが、3番手キャッチャーで、試合に出ることはおろか、ベンチにも入れない。

★ 嘉人の高校に今年、注目の投手が入ってきた。久しぶりの甲子園出場との期待が高まっている。そんな凄腕ピッチャーがなぜこの高校に入ってきたのか。それには訳があったのだ。

★ 「青春て、いいなぁ」て感じる作品だった。

☆ ベンチ入りが20人に増えたとはいえ、ベンチに入れない球児の方が多いんだなぁとふと思った。

 

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