じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

気温40度時代

2018-07-23 14:37:35 | Weblog
☆ 今日、暦では「大暑」というが、これは旧暦でのことではなかったか。7月でこの暑さはたまらない。日本各地で気温が40℃を超え、まだ上がりそうな勢いだ。熊谷では41℃を超え国内の最高気温になったとか。

☆ つい先日、太陽の黒点(太陽の活動)と気温との関連をある新聞で報じていた。17世紀中ごろから18世紀にかけて太陽の活動が停滞し、そのため地球の気温が低かったという。マウンダー極小期という言葉を知った。

☆ ここ数年、また太陽の活動が停滞しているという。やがて小氷期が来るのではという心配、温暖化で相殺されるのではという楽観論があった。

☆ 先の豪雨と言い、この熱波と言い、異常気象こそ気候変動の兆候と言えなくもない。

☆ 世界に目を向ければ、最高気温は50℃後半という。しかしそれは赤道近くの乾燥地帯での観測だ。インドでは数年前に50℃を超えたという。

☆ 人間は果たして何度まで生きることができるのだろうか。そんなことさえ心配になってきた。
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夏期講座が始まりました

2018-07-23 09:20:27 | Weblog
☆ 学校が夏休みになると塾業界は夏期講座が始まります。

☆ 私の塾も7月23日から8月24日まで、土曜日、日曜日を除く25日間、猛暑の中で頑張ります。

☆ 例年は朝の6時半からのスタートですが、さすがに還暦、夜の授業が10時に終わり、夏期講座の準備をし、朝6時半からの授業はきつくなってきましたので、今年は9時からのスタートにしました。

☆ 午前の部が9時から正午まで、午後の部が2時半から5時半まで、そのあとはお盆休みを除いて平常通り授業があります。

☆ 塾業界は競争が厳しく、私のような個人塾は個性を出さなければ大手資本と対抗できません。細く長く、じっくりと、目の前の生徒を何とか志望校に合格させること。それに尽きます。

☆ 体力勝負ですが、やればやるほど報われる、これが塾稼業の醍醐味でしょうか。
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高橋克彦「緋い記憶」

2018-07-22 20:22:28 | Weblog
☆ 高橋克彦さんの「緋い記憶」(文春文庫)を読んだ。ぞっとするような話だった。

☆ きかっけは何気ない「同窓会」の話。故郷の町では「厄払い会」という名の「同窓会」があって、それへの参加を呼びかける葉書だった。デザイナーとして成功をおさめている主人公は参加に乗り気ではなかったが、出張のついでとは言いながら、友人がわざわざ東京まで会いに来てくれた。その友人、趣味は古い地図の蒐集だという。そこから話は広がっていく。

☆ 主人公が心に抱える苦い思い出、その家が地図に見当たらないのである。そして、過去の自分と対峙するため主人公は故郷へと向かった。

☆ 主人公が心を魅かれた少女の正体は。
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映画「雨あがる」

2018-07-22 17:33:59 | Weblog
☆ 映画「雨あがる」(2000年)を観た。

☆ 剣術の腕は一流だが、気が優しいためにそれがかえって相手を傷つけてしまう。宮仕えには向かず旅を続ける伊兵衛とその妻たえの話だった。

☆ とにかく絵が美しい。緑色の美しさは格別だ。そして表情を刻々と変える川、滝の映像、海の見渡す風景も美しかった。

☆ 果たして仕官が叶うのか、最後は思わせぶりに終わるけれど、仕官するもよし、青空を舞い飛ぶタカのように自由に生きるもよし、水のように自然体でそして力強く生きていってほしいと思った。
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堀江敏幸「スタンス・ドット」

2018-07-21 21:12:20 | Weblog
☆ 堀江敏幸さんの短編集「雪沼とその周辺」(新潮文庫)から「スタンド・ドット」を読んだ。

☆ 題になっている「スタンド・ドット」とは何かと思っていたが、読んでいるうちにボーリングの立ち位置だということが分かった。と同時に、それは人生の立ち位置を暗示しているようにも思えてきた。

☆ 父の中古車販売業を受け継いだ男がボーリング場の経営を始める。妻はそのボーリング場で小さな喫茶店を開いた。ブームに乗ってゲームを待つ客であふれたこともあったが、ブームが過ぎると客足も途絶えた。妻は亡くなり、男は難聴になってしまった。そして、遂に廃業することを決める。その最後の日、閉店間際のドラマが書かれていた。

☆ 最後の客のゲームの進行とともに、思い出されるあれこれ。男は最後の一投を託される。
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辺見庸「自動起床装置」

2018-07-21 18:41:44 | Weblog
☆ 辺見庸さんの「自動起床装置」(文春文庫)を読んだ。

☆ ある会社(多分、マスメディア関係。通信社か)の仮眠室、そこで「起こし屋」をする嘱託職員の「ぼく」と聡さん。眠り方はひとそれぞれで、起こし方にも奥深いものがある。その会社は「自動起床装置」なるものを導入するという。布袋にゴムホースが連結されたその機械に対して「ぼく」たちの「起こし屋」としてのプライドをかけた戦いが始まる。

☆ 人が人を起こすというのは、とても贅沢なことかも知れないと思った。
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保坂和志「この人の閾」

2018-07-21 10:33:03 | Weblog
☆ 保坂和志さんの「この人の閾」(新潮文庫)を読んだ。

☆ 出張で小田原に来た「三沢君」、少し時間が空いたので大学で1年先輩の真紀さんの家を訪れる。真紀さんは夫、2人の子どもと暮らす主婦だ。作品のほとんどは「ぼく(三沢)」と真紀さんの会話で進む。

☆ のどかな昼下がりの風景。ごくありふれた家庭。「ニコベエ」という人懐っこい迷い犬がいて、サッカーをしている小学生の長男がいて、幼稚園に通っている長女がいる。夫は朝早く出勤し、夜遅くに帰ってくる。仕事が好きなのだという。

☆ 大きな事件は何も起こらないが、二人の会話が実にいい。「間」が素晴らしいと思う。

☆ 真紀さんは主婦としての自分に満足しているけれど、なかなかの読書家で才人でもある。会話の中でそれがにじみ出る。三沢君はいつしか聞き役に回っている。

☆ 作品に出てきたラテン・アメリカの小説に出てくる微睡んだ風景。ガブリエル・ガルシア=マルケスの小説でも読んでみたくなった。イルカの知能論争には考えさせられた。

☆ ホッとする作品だった。
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国会閉幕

2018-07-20 22:13:23 | Weblog
☆ 国会末の恒例行事、野党による内閣不信任案が否決され、今年の通常国会も事実上の閉幕だ。

☆ 安倍総理の記者会見を聞いている。自画自賛はともかくとして、どうも続投宣言、次の自民党総裁選への出馬宣言の様相だ。

☆ 秋の総裁選、ポスト安倍の一人、岸田氏の動向が注目されている。石破氏は安倍氏に対抗していくのだろう。岸田氏は敢えて出馬するのか、それとも安倍氏を支持し禅譲を待つのか。

☆ 平成の終焉、東京オリンピック。安倍氏の退陣時期も気がかりだろう、来年の統一地方選や参議院選の結果も影響しそうだ。


☆ ところで少数の悲哀か、今国会、野党が決め手に欠いた。働き方改革をめぐり厚労省のデータ問題や財務省上層部の一身上の問題はあったが。どれもオウンゴールのようだ。「もり・かけ」も結局、宙ぶらりんで終わってしまった気がする。 
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暑さ指数

2018-07-20 21:40:00 | Weblog
☆ 連日の酷暑で、注目を浴びるようになったのが「暑さ指数」というもの。環境省のホームページに詳しい説明が書かれている。

☆ 教育現場についていえば、気温が35℃で暑さ指数が31℃となり、それを超えると生命の危険があるので運動は差し控え、できるなら外での活動(屋外での遊びなど)も自粛すべきだというものだ。

☆ 京都府宇治市では明日、明後日と中学校の夏季大会が予定されているが、暑さ指数は31℃はおろかそれ以上の予報が出ている。

☆ 百葉箱で観測された気温が35℃なら、直射日光下のグランドは40℃を遥かに超えるだろう。バドミントンや卓球は閉め切った体育館で行われる。たとえエアコン設備があったとしても、競技中はそれは切られるという。果たして大会は強行されるのだろうか。
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モブ・ノリオ「介護入門」

2018-07-20 16:46:23 | Weblog
☆ モブ・ノリオさんの「介護入門」を読んだ。

☆ 個性的な文体だが、書かれているのは至極正論。祖母を介護する孫の奮闘ぶりだ。

☆ 睡眠を削りつつ介護に励む姿、介護をしないとわからない心情、切々と伝わってくる。親切めかしたセリフは吐くけれど、自らはおむつ一つもかえない叔母。よくあることだ。見舞いはするけど介護はしない。

☆ 親戚がよく言うセリフ。「誰かに手伝ってもらえば(except me でも私以外のね)」、「どこか施設に預ければ」。

☆ 何かしてもらおうとは思わない。だから何も言わないでくれ。作者に共感する。

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