じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

学年末テスト

2019-01-23 05:20:08 | Weblog
★ 今日水曜日から3日間、中学3年生は学年末テストになります。中学生最後の定期テストです。

★ 1日目は数学と音楽。最近、音楽の先生がやる気満々で、今回は50分フルにテストがあります。

★ 範囲は「雅楽・越天楽」、「ブルタバ(モルダウ)」。「上を向いて歩こう」ほか。

★ 「越天楽」は有名な雅楽。今聞くとテンポの遅さが印象的だ。昔はこのテンポで世の中が回っていたのでしょうね(上流階級だけでしょうが)。途中から「黒田節」に聞こえてきます。

★ スメタナの「わが祖国」より「モルダウ」。最近は「ブルタバ」と言うんですね。知らなかった。超有名な曲ですね。この曲を聴くとイスラエル国家やソ連の国家が思い浮かびます。ルーツは同じなのでしょうか。

★ 「上を向いて歩こう」は永六輔作詞、中村八大作曲、坂本九が歌ってで大ヒット。外国でも「スキヤキ」としてヒットしたんですね。小学校の時、京都会館で開催された「坂本九リサイタル」に行った覚えがあります。昭和40年頃でしたかね。

★ 「見上げてごらん夜空の星を」のリコーダーもテスト範囲です。放送による問題もあるとか。

★ 数学は「円周角」と「三平方の定理」。

コメント

「人体 神秘の巨大ネットワーク」

2019-01-22 03:06:14 | Weblog
★ 2017年にNHKスペシャルで放映されたものが正月に再放送されたので録画して観ている。

★ 「人体」あるいは「いのち」といったものがどのようなものかを考える上でとても参考になる。

★ 私たちの身体は膨大な数の細胞で形成されている。細胞ひとつひとつが「いのち」ともいえる。それらがそれぞれの役割に応じて器官を形成したり、循環や排泄を司ったり、形成と破壊を繰り返しながら絶え間なくはたらいている。まさに「はたらく細胞」だ。

★ 今回の特集の特徴は、人体を「ネットワーク」という観点で捉えているところだ。それぞれの臓器、あるいは細胞がメッセージ物質を出し、お互いにネットワークを形成して生命を維持しているという点だ。

★ 単細胞の生命体が数億年を経て、ここまで進化してきたんだね。「神秘」だね。
コメント

島崎藤村「初恋」

2019-01-21 00:43:08 | Weblog
★ 同じく中学3年生のテスト範囲に島崎藤村の詩「初恋」が入っている。

★ 「まだあげ初めし前髪の・・・」で始まる情景豊かな詩だ。

★ 「ロマンチックだなぁ」と思って、生徒の前で朗読したが、笑われてしまった。今の時代、中学3年生で「初恋」は晩稲なのだろうね。

★ 「人こひ初めしはじめなり」のドキドキした気持ちは同じだろうけれど。

★ この詩を読むと舟木一夫さんの唄が浮かんでくる。このことを言うとまた笑われた。今の中学生は舟木一夫さんを知らないようだ。「高校三年生」を歌うと、また笑われた。
コメント

魯迅「故郷」

2019-01-21 00:27:47 | Weblog
★ 中学3年生、学年末テストの範囲に入っていたので、魯迅の「故郷」(岩波文庫「阿Q正伝・狂人日記」所収、竹内好訳)を読んだ。

★ 家財を処分するために、主人公が20年ぶりに帰った故郷、そこにはかつての面影はなく、人々の卑しい心ばかりが印象に残るところだった。

★ かつて兄弟のように遊んだ「友」も生活に疲弊したためか、昔のように心の垣根を取り払うことはできなかった。

★ 移り変わる時代、その時代に翻弄される人々。媚びへつらうのも、したたかなのも生きるためなのか。人々の心根に失望するのは主人公の高邁さゆえか。

★ 「希望」をめぐる最後の一節は考えさせられる。
コメント

映画「パッセンジャー」

2019-01-20 20:40:46 | Weblog
★ 受験が迫り、忙しい毎日が続く。宇宙にでも逃避したい気持ちだ。ということで今日は映画「パッセンジャー」(2016年)を観た。

★ 5000人の乗客を乗せた宇宙移民船。長期間の旅に備えて、乗員、乗客は人工冬眠に入っている。新たな「地球」に到着する数か月前に冬眠から覚める設定になっている。ところが、システムエラーが起きて、一人の男性乗客が90年も早く目覚めてしまった。

★ 孤独に1年を過ごした彼。遂に禁断の決断をする。

★ 特撮が見せ所。

★ 人生とは何かを考えさせられた。
コメント

神田松之丞「宮本武蔵」

2019-01-18 23:50:28 | Weblog
☆ 神田松之丞さんの講談「宮本武蔵」(一部)を聴く。いやーすごいねぇ。話術の名人とはこういう人を言うんだね。

☆ 目を閉じても開けても、情景が目に浮かぶ。劇画時代の宮本武蔵だね。

☆ 話術だけなのに映像が浮かんでくる。すごいなぁ。
コメント

映画「つやのよる」

2019-01-18 14:29:48 | Weblog
☆ 映画「つやのよる」(2013年)を観た。

☆ 艶という女性が危篤になる。艶の今の夫・春二(阿部寛)は、艶と関係のあった男たちに連絡をとろうとするが・・・。

☆ 艶自体はベッドに横たわっているだけで具体的には表現されていない。このあたりは「桐島部活やめるってよ」パターンか。

☆ とにかく女性陣が豪華だ。エンディング、「艶の死に顔きれいだね」という少年の言葉を聞いた時の阿部寛さんの表情がいい。

☆ 大島が舞台。阿部さんが自転車で登ったり下りたりする坂、しゅう曲が印象的だ。艶の人生もあのように曲がりくねっていたのだろうか。
コメント

紀田順一郎「さまよえる個人蔵書」

2019-01-18 11:46:34 | Weblog
☆ 家に何冊の本があるのか、ざっと数えてみた。専門書、新書、文庫全部ひっくるめてざっと7000冊ぐらいだろうか。これにコミックが2000冊。全部で1万冊には届かないが、よく集まったものだ。

☆ どの本にも思い入れがあり、蒐集の悪癖で処分ができない。このまま増え続けたらどうなるやと思っていたところ、「三田評論ONLINE」で、紀田順一郎さんの「さまよえる個人蔵書」を読んだ。

☆ 約3万冊の蔵書というから絶景に違いない。ただ眺めている分にはよいが、保管や整理はさぞ大変だろう。

☆ 紀田さんは遂にその個人蔵書を処分したという。断腸の思いだったに違いない。しかし、高齢更には後顧の憂いから決断に至ったという。

☆ 本は煎じ詰めれば文字が印刷された紙に過ぎない。しかし、内容、購入の経緯、それぞれに自らの人生が投影されている。断捨離を決意しアルバムを手にするや、思い出に浸り時間を空費するように、本を整理し始めると整理どころではなくなる。

☆ リサイクルショップに売れば5円かあるいはゴミ扱いされるような本も個人にとっては価値がある。本とはそういうものかも知れない。

☆ 蔵書を整理していると、紀田順一郎著「近代百年カレンダー 暮しと文化の雑学百科」(旺文社文庫)が出てきた。雑学の宝箱だ。わずか2ページのコラムを書くのに著者がどれほどの文献にあたられたのか、苦労に思いを馳せる。
コメント

勤労統計の闇

2019-01-18 00:48:06 | Weblog
☆ 「お上のことには間違いはございますまいから」、森鷗外「最後の一句」の少女は鋭く言い放った。

☆ お上は間違いがないはずなのに、どうも間違いだらけのようだ。厚労省の勤労統計。不備とも、偽装ともとれる統計手法、更には資料が消えてしまったとか。「隠蔽」の文字が追加される。

☆ 厚労省にはかつてもあった。薬剤エイズをめぐる資料だ。役所というとこでは、どうも不都合な資料は雲隠れするようだ。

☆ 一事が万事。「お上のことは間違いばかりでございますから」と言い換えたいものだ。
コメント

「欲望の資本主義2018」 

2019-01-17 13:08:15 | Weblog
☆ 正月に録っておいた「欲望の資本主義2018」を観た。面白かった。

☆ 独占が進みもはや瀕死の状態の資本主義、シュンペーターを紹介しながら、来るべき社会を予想していた。

☆ 結局は人間が「欲望」から解放されないと資本主義からは抜け出せないのだが、ロボット化が進み物質的な欲求がすべて満たされる社会になれば、言わば理想的な共産主義社会になれば、生活の糧を得るための「労働」からは一応解放される。(すぐにはそんな状況になりそうもないが)

☆ ただ「欲望」というのは物質的なものだけではないからやっかいだ。それは経済学の問題ではないが。

☆ 今は資本主義から社会主義への過渡期なのだろう。ベーシックインカムは遠からず実現せざるを得なくなるのではなかろうか。問題はその水準(支給金額)だ。基礎年金レベル(7万円弱)では生活は無理だろうし。

☆ 力のこもった番組だった。
コメント