1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

大学入試、入社式まで親が付いていく時代だからね。

2016-10-02 16:59:20 | 法話
担当造園業の方に大きく育った木の植え替えを頼んだら「何年も植木鉢で育てた木を野に植え替えても根が付かんことが多い。自然の木は水を求めて自ら一生懸命根を伸ばし生きようとするが、植木鉢の木はそれをする必要がない。簡単に水が手に入るから」と。まるで子育てと一緒。早く野に出すべきだった。

「石の上にも三年」の諺は死語状態かいな。

2016-10-02 13:01:48 | 法話
最近ほんと多いね。夢ばかりを抱き、基礎固めの途中段階で職を転々とする若者が。何人も親同伴で相談に。「今日1日だけ、と思えば人は暑さ寒さも耐えられる。今日1日だけ、と思えば不足あろうと我慢も出来る。なら如何なる時も『今日1日だけ』と思って踏ん張ってごらん。多少は我慢も必要だよ」と。

「知らない事は知らん」という姿勢、信用度100%だね。

2016-10-02 09:27:16 | 法話
全国の神社は「二礼二拍手一礼」が基本所作。が大分県の宇佐神宮だけは「二礼四拍手一礼」にて。その謂れが書かれた立札には「いつ頃何故そうなったか知らん。だが昔からその様に為されていたのでこれを貫く」と。天下の宇佐神宮が「知らん」と言い切りおった。普通なら繕うだろう。この姿勢には感服。