1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

見返りを求めないが本当の奉仕。(四国巡拝中、写真は鳴門海峡の渦潮)

2016-10-20 17:31:12 | 法話
仏教学者ひろさちやさんがインドで道を尋ねると1時間も掛けて案内をしてくれた方が。「何かお礼を」と言うと拒否し「今度はあなたが困ってる人に手を」と。この法話を聞いた檀家中学生が外国人に同じ事を。友人から「人がいいのもいい加減にせい」と。「そうか。その方、気分良く母国に帰れるぞ」と。

素人さんを納得させる仕事が出来て、初めてプロかと。(四国巡拝中)

2016-10-20 11:50:49 | 法話
わが寺専属宮大工棟梁は非常に弟子に厳しい。「理不尽なクレームは除き、施主側から『あそこ間違ってないか』等の指摘を受けたらお金は貰えんぞ。プロなら恥を知れ」と常に叱咤。「若(私)も同じじゃ。人を指導する立場の人間が後ろ指を指される様では」と。確かに。素人に指摘される様ではプロとは。

住み慣れた家の中で大怪我って結構ある。(四国巡拝中)

2016-10-20 05:45:27 | 法話
比叡山延暦寺には最澄さん自ら火を灯した灯明が1200年の間消えずのまま現在まで。朝と晩に若い僧侶が油を指すことで保たれてきた。思えば簡単なこと。がこの簡単なことをうっかりで灯明は。この事から油を断つで「油断」という言葉が生まれた。人は慣れた頃に失敗を。「初心忘るべからず」は常に。