イエス・キリストは花婿を迎えに出た十人の処女の内の賢い処女と愚かな処女の例えを話されました(マタイ25:1~13)。その話は1914年以降に見分けることのできる、真のクリスチャングループの賢い処女と自称クリスチャングループを表す愚かな処女に関する話でした。皆様方もイエスの予告された事物の体制の終結の時のしるしの特徴を十分に理解をすることが出来、ご自身がどちらのグループに属しているかを識別することができます。とても重要な真理です。さらにイエスは弟子たちと話し合いを続け、これは連続して話された三つの例えの二番目のものです。それは主人が外国に旅行をするに当たり、ご自分の奴隷たちを呼び寄せ、「自分の持ち物(タラント)をゆだねた」例えの話しです。この例えは、当時の使徒たちに「神の王国」はまだ遠い将来のものであることを示すための例えでした。イエスが話された例えは幾つもの特色を備えていますが、その成就においては、神の王国の権能を持つイエス・キリストの1914年以降の隣在中に見られる活動を描いています。また、同時にイエスの弟子の使徒たちがまだ地上にいる間に、「イエスの持ち物」を増やすために働く必要があることも示しています。真のクリスチャンはエホバの教えを守り行うことの重要性を教えるものです。次のようにマタイの福音書に記されています。
「「それはちょうど、人が外国へ旅行に出るにあたり、奴隷たちを呼び寄せて、自分の持ち物をゆだねたときのようになるのです。そしてある者には五タラント、別の者には二タラント、さらに別の者には一タラントと、各自の能力に応じてひとりひとりに与えてから、外国にいきました。五タラントを受けた者はすぐに出かけて行き、それで商売をしてさらに五タラントをもうけました。二タラントを受けた者も同じようにしてさらに二タラントをもうけました。しかし、ただ一タラントを受けた者は、出かけて行って、地面を掘り、主人の銀子を隠してしておきました」」(マタイ25:14~18)。
イエスはこのように話を始められました。「それ(つまり、神の王国に関連した状況)は丁度、人が外国へ旅行に出るにあたり、奴隷たちを呼び寄せて、自分の持ち物をゆだねたときのようになるのです」。この「人」とは、イエス・キリストのことです。イエスは天という外国へ出かける前に、ご自分の奴隷たち、つまり天の神の王国政府を受け継ぐ見込みのある弟子たちにご自分の持ち物を委ねられます。この「持ち物(タラント)」とは、文字通りのお金の所有物ではなく、イエスがさらに多くの弟子を生み出す可能性を植え込まれた、耕された畑を表しています。
イエスは復活後の昇天される直前に、ご自分の持ち物を奴隷たちにゆだねられました。どのように委ねられたのでしょうか。地の最も遠いところまで神の王国の音信を宣べ伝え、耕された畑で働き続けるよう奴隷たちに指示を与えることによってです(ルカ24:47,48.使徒1:8)。イエスが述べているように、「ある者には五タラント、別の者には二タラント、さらに別の者には一タラントと、各自の能力に応じてひとりひとりに与えてから、外国に行きました」。
このようにイエスの持ち物である八タラントは奴隷たちの能力、もしくは霊的な可能性に応じて分配されました。この奴隷たちは、イエスの弟子たちの様々な級を表しています。1世紀に五タラント受けた級には、使徒たちが含まれていたことでしょう。イエスはさらに、五タラントおよび二タラント受け取った弟子たちが、神の王国を宣べ伝え弟子を作る業によって各々の金額を2倍にしたことを話されました。しかし、一タラントを受けた奴隷は、それを地中に隠しておきました。いったいこれらのイエスの話は何を意味しているでしょうか、明日、この続きをお伝え致します。
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静まりし 庭のスズムシ 鳴く日来る 今日の一句
裏庭の「オミナエシにクマ蜂」