聖書を学ばれた方はご存知ですが、聖書は「預言の書」とも呼ばれています。偉大な創造者エホバ神は、人類社会がどうなるかを前もって聖書を通して予告されています。エホバ神がみ言葉・聖書を通して預言された言葉は、すべてそのように成就してきたことを確証することができるようになっています。エホバ神の預言の言葉はその通り成就することが保証されています(イザヤ55:8~11)。今日紹介します詩編2章はエホバ神は神の王国の王イエスを立てることを預言しています(詩編2:6)。その預言通り神の王国政府は1914年に天に設立され、その神の王国の王としてイエス・キリストが就かれています(啓示5:6~7:2)。預言の言葉は必ず成就することを聖書は示しています。神の王国の王であるイエスが、この事物の体制を「陶器師の(不要な)器のように粉々にする」つまり、処断することを予告し(詩編2:9)、それゆえにみ子イエスに口づけし和解するように勧めています(詩編2:12前半)。エホバ神の下に避難する人々は幸いであることが記されています(詩編2:12後半)。詩編の2編から私たちは何をすべきかをご理解頂き、ご自身の生活に適用してくだされば嬉しく存じます。
詩編2編には次のように記されています。
「なぜ諸国の民は騒ぎたち、
国たみはむなしい(人間の考える目的はむなしい)ことを
つぶやきつづけたのか。
地の王たち(諸政府)は立ち構え、
高官たちも一段となって
エホバとその油そそがれた者に敵対し、
こう言う。「彼らの縛り縄を引きちぎり、
その綱を我々から振り捨てよう」。
天に坐しておられる方(エホバ)が笑う。
エホバご自身が彼らをあざ笑う。
その時、神(エホバ)は怒りのうちに彼らに語り、
憤慨して彼らをかき乱し、
こう言われる。「わたしは、まさしくわたしは、
わたしの聖なる山シオンに、
わたしの(神の王国の)王(イエス)を立てた」。
わたし(詩編作者)はエホバの布告についての述べよう。
神(エホバ)はわたしに言われた、「あなた(イエス)はわたしの子。
わたしは、今日、あなたの父となった。
わたし(エホバ)に求めよ。わたしは諸国の民を
あなた(イエス)の相続物として、
地の果てを(地の果てまでも)あなたの所有物として与えよう。
あなた(神の王国の王イエス)は鉄の笏をもって彼らを砕き、
彼らを陶器師の(不要な)器であるかのように粉々にする」。
それで今、王たち(諸政府)よ、洞察力を働かせよ。
地の裁き人たちよ、矯正を受けよ。
(健全な)恐れを抱いてエホバに仕え、
おののきつつ喜べ。
子(イエス)に口づけせよ(イエスと和解せよ)。
神(エホバ)がいきりたち、
あなた方が道から滅びうせないためである。
その怒りは容易に燃え上がるからだ。
すべて神(エホバ)のもとに避難する者たちは幸いだ」(詩編2:1~12)。
現在世界中の240の国や地域で、イエスの命じられた通りエホバの証人のクリスチャンたちによって神の王国の良いたよりが証しのために宣べ伝えられています(マタイ24:14;28:19.20.ルカ4:43;8:1)。この神の王国の良いたよりにこたえ応じる人々は、エホバ神の下に避難した人々であり、上記の詩編2編12節に記されている、子イエスと和解した人とみなされ、祝福を受けることになります。
耐風の 進路の異変 雨不足 今日の一句
残暑の中の庭の「バラ」