聖書には、サウル王が女霊媒師に既に亡くなっているサムエルを呼び出してもらい、その姿を見てサムエルに間違いない、と思い、身をかがめてひれ伏したことが記されていました。女霊媒師に呼び出されたサムエルはサウル王とどのような会話をしたのでしょうか。次のように記されています。
「すると”サムエル”はサウルに言った。「どうして私を呼び出して煩わすのですか」。サウルは言った。「非常に困っているのです。フィリスティア人が攻めてきているのに、神(エホバ)は私から離れてしまい、預言者によっても夢によっても答えてくださいません。それで、どうすればよいかを教えていただきたくて、お呼びしました」。
”サムエル”は言った。「エホバがあなたから離れ、(あなたが神エホバの)敵となっているのに、どうして私に尋ねるのですか。エホバは、私を通して予告したことを行います。エホバはあなたから王権を引き裂いて取り上げ、あなたの仲間ダビデに与えます。あなた(サウル王)はエホバの言うことに従わず、神(エホバ)を怒らせたアマレク人を滅ぼしませんでした。それでエホバは今あなたをこのように扱っているのです。また、エホバはイスラエルもあなたもフィリスティア人に引き渡し、明日、あなたとあなたの子たちは私と一緒になります(死んだ状態になります)。エホバはイスラエルの軍勢もフィリスティア人に引き渡します」。」(サムエル記第一28:15~19)。
上の聖句に記されている通り、女霊媒師に呼び出されたサムエルにサウル王は、フィリスティア人に攻められ困っていることを相談しています。しかし、サムエルはサウル王に、神エホバのご意思を行わなかったので、神エホバに見捨てられていることを伝えています。さらにサウル王の王権はダビデに引き渡されることも伝えています。神エホバはサウル王とイスラエルの軍隊もフィリスティア人に引き渡すことも伝えました。
さて、サウル王はサムエルの言葉にどのように反応するでしょうか。次回に引き続きお伝え致します。
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早々と 道辺に満開 ホトケノザ 今日の一句
道辺で満開の「ホトケノザ」