聖書には、サウル王の息子ヨナタンは、ダビデがフィリスティア人を討ち取り、イスラエル全体に大勝利をもたらした功績を伝えた結果、サウル王は考えを改め、ダビデも前と同じようにサウルに仕えた、ことが記されていました。ところが、サウル王は再び、使者たちを遣わし、ダビデを殺そうとしたことが、次のように記されています。
「やがて再び戦いが起こった。ダビデは出て行ってフィリスティア人と戦い、大勢の人を討ち、敵兵は敗走した。
ある時、エホバはサウルが陰鬱な気持ちになるようにした。サウルは家で手にやりを持って座っていて、ダビデはたて琴を奏でていた。サウルはやりでダビデを壁に突き刺そうとしたが、ダビデは身をかわし、やりは壁に突き刺さった。ダビデはその夜のうちにそこから出て逃げた。サウルはその後、ダビデの家に使者たちを遣わして見張らせ、朝にダビデを殺させようとした。妻ミカル(妻のミカルはサウル王の娘)はダビデに言った。「もし今夜逃げなければ、あした殺されてしまいます」。ミカルはすぐにダビデを窓から下りさせ、逃げられるようにした。それからテラフィム像を取って、ベッドの上に置き、頭の位置にヤギの毛でできた網を置き、全体を服で覆った。」(サムエル記第一19:8~13)。
上の聖句に記されている通り、サウル王は再びダビデを殺そうとしましたが、ダビデはやりをかわし、助かっています。しかし、サウルは執拗にダビデを殺そうとしています。そうし中でダビデの妻ミカルは賢く行動し、ダビデを窓から下ろし、逃げられるように取り計らっています。
さて、ダビデはサウル王の手からうまく逃げられるでしょうか。次回に引き続きお伝え致します。
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