宮応かつゆきの日本改革ブログ

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”新型コロナ後の社会像”市場原理至上主義の破綻から「生存条件優先社会へ」 経済評論家内橋克人さん

2020年05月06日 | 未来社会へのプロセス

 久しぶりに、経済評論家の内橋克人さんが、「しんぶん赤旗」6日付に登場し、「新型コロナが問う 日本と世界」で発言しています。

 内橋さんは、新自由主義にもとづく市場原理主義を告発しつづけている経済評論家として知られています。

 今回の発言については、後半部分を紹介させていただきたいと思います。全文は、是非、「しんぶん赤旗」でお読みいただきたいと思います。

「新コロナ後の次の社会像は何かー。何よりも利益追求第一の『生産条件優位』社会から『生存条件優位』への社会転換です。私が力を込めて主張してきた『FEC(食料、エネルギー、ケア)自給圏』を本当の意味で社会の基礎にすえることです」

「新型コロナ問題で世界経済が悪化し、今後、各国の食料の輸出規制が強まれば、食糧自給率が37%と低く、食料やエネルギーをアメリカなど海外に全面依存する日本経済は、窮地に立たされるでしょう。危機は迫っています」

「何よりもケア(医療・介護・社会保障)を疎かにしてきた社会は、コロナ危機に対応できない。日々、私たちの目の前で実証されているところです」

「コロナ禍を通して、『公共』まで企業化する市場原理至上主義の破たんが、誰の目にも見えやすくなるなかで、これに代わる『次の社会への選択』がいまこそ私たちに迫られているのだと思います」