今日の新聞各紙、ネット情報等では、昨日の安倍首相の「検察庁法改正案の今国会成立断念」発言に関する記事が1面に大きく掲載されました。巨大与党をバックに強権・暴走政治を繰り返している安倍政権を「法案成立断念」に追い込んだ世論の力に各紙が注目して報道していることは、今後の取り組みに勇気を与えてくれるのではないかと感じています。
18日のネット番組で、志位さんは、「私自身も、先週の火曜日にこの番組に出たときには、これが止められるかどうか、なかなか難しいんじゃないかという思いも半分くらいもちながらやっていました」と率直に語りました。
こうした情勢を切り開き、政府を「断念」に追い込んでいったものは何だったのでしょう。
志位さんは、次ぎのように語りました。
「みなさんがツイッターで声をあげ、うねりをつくっていただいた。コロナで、これだけフィジカルディスタンス(体と体の距離)を求められているもとで、ツイッターのなかで連帯を強めたことが、いまの事態をつくったわけです。本当に感謝したいし、番組をつくっている『Choose Life 』のみなさんが、どんどんこういう場面をつくっていただいたことにも、この場を借りて感謝したいと思います」
私も、「検察庁法改正案」の廃案を求めるたたかい、取り組みで多くのことを学ぶことができたように思います。
コロナ危機のなか、いままでのような、街頭、駅頭などでの宣伝署名行動、また、戸別訪問活動などが出来にくい中で、ツイッターやその他の情報手段を使い、連帯し共同する行動の威力を感じました。
また、異例の、私自身は想像もできませんでしたが、元検察幹部のみなさん、元特捜検事有志38人連名の「意見書」提出など、戦後、憲法が施行され73年の日本の民主主義の「底力」がうなりとなって表面に吹き上がり、短期間に安倍政権を怒涛のように包囲し、法案成立断念に追い込んだという、国民各層のみんなの共通の「経験」となり、次ぎに発展していくのではないでしょうか。
こうした国民との共同のたたかいの経験を積み重ねながら、野党連合政権が準備されていくのでしょうか。