『南郷継正 武道哲学 著作・講義全集 第三巻』を読むと、物事を二重性で視ることの必須性痛感される。竹山晋一郎の偉大性とは理論的にはそういうことでもあったのだと。
コロナウイルスの影響で、クリニックは開店休業状態がほぼ3ヶ月近くも続いている。おかげで?『全集第三巻』の読み返しも4度目となっている。
詳細は、スマホで打つのでは無くしっかりと原稿用紙に書いてと思うが、『全集第三巻』を読む中で何度も何度も繰り返し思ったことは、「ここで説(解)かれていることは、鍼灸・東洋医学の世界の問題そのものだ!その大難問に答えをいただいている!」ということである。
それだけに、鍼灸・東洋医学の世界で『全集第三巻』が常識レベルになれば、そこに説(解)かれることに賛成するにせよ反対するにせよ、鍼灸・東洋医学の世界も大きく発展していけるのに、と残念な思いでいっぱいである。
しかしながら、「鍼灸・東洋医学の正しさの証明は効果があることだ!」として「すごく治しました!」ということが唯一のプライドである現状では、その偉大性が認識され、理解されることは、夢のまた夢だと......。
また、竹山晋一郎の偉大性というものもそこにあった、それだけに竹山晋一郎は評価されないのだと......。