本日で平成が終わる。思想的には右翼でもないので、今は左翼でもないが......今日、明日、明後日と仕事があることもあって、ただの4/30から5/1という月の変わり目とそう変わりも無いであろう、と思っていたのだが......。
平成の終わりを一区切りとして、自身のブログにも一区切りつけたいと取り組んできたからか......本日は大晦日にも似た、否、三十一年分の様々な像が思い起こされるという意味では . . . 本文を読む
脈診の問題は、その困難性は、端的には二重性を持つものを一重のものとしてしまっている、してしまうことにある。
そしてそれが観念の世界の問題であるだけに、説かれる側には分からない、分かりようがないし、のみならず説く側にも分かっていない、わかる実力がない、ということなのだと思える。
これは、東洋医学の諸々の問題の困難性についても、多くは全く同じ構造を持つものであると思える。それだけに論理的実力の . . . 本文を読む
雪駄で歩いたり走ったりは何故に疲れないのか?
朝の通勤での約1時間の速歩き、軽い走り、靴であれば身体がまだ動いてくれない感覚がある。呼吸が軽く苦しい、肩や腰、上肢下肢とあちこちに違和感がある。
それに対して、雪駄では、足裏からの刺激、下肢の骨への一歩一歩の衝撃が気持ち良い、とともに靴と違って、息苦しさも無ければ全身のどこにも違和感がない。心地良く、いつまでも歩いていける、それ以上に走り出したく . . . 本文を読む
今年初めて雪駄を履いた。いつもの如く足裏の心地良い感覚に、どこまでも歩いていきたいと思わせられる。
高級なものから格安なものまで何種類も試したが、自身にとっては竹皮タイヤ底の実用雪駄にベタガネをつけたものが最善という結論に。(丈夫で雨に濡れても大丈夫、かつ比較的安価)
高級な雪駄も良いのだが、周囲に鼻緒や底の交換をしてくれる履物屋さんが無いので、日常履きには無理があると思える。 . . . 本文を読む
この何回か「鍼灸問答」と称して一人問答を行なっている。
問答として行くだけの実力の不足を痛感している。
例えば脈診について、最初の自身の立場を強烈に否定する論の展開ということが成せていない、と思える。脈診の肯定ということが、どう考えても有り得ないという自身の立場を否定して......とはなって行けていない。
しかしながら、脈診についてこの数日考え続けていくと、現在主張されているままの脈診の有 . . . 本文を読む
(大先生の説く脈診の原点)
生徒)大先生、今お時間よろしいでしょうか?
大先生)ふむ。君か。脈診って何かって質問だったよね。
生徒)あと脈診って正しいのかってこともお聞きしたいです。
大先生)わかった。何から話せばいいか......。脈診にも脈状診と脈差診の二種類あるのはわかっているね。そして、脈差診にも二種類あって、三部九候診のように離れた場所の脈状を比較するものと六部定位診のように、手 . . . 本文を読む
タイガーウッズ復活、よくぞ!......と思う。
勝敗兵家事不期
包羞忍恥是男兒
江東子弟多才俊
捲土重來未可知
自然には捲土重来は無いが人間には捲土重来がある。(だから、なにがあっても頑張り続けるべきである)と南郷先生がどこかで説いておられたが、一時のマスコミを賑わせたタイガーウッズの落ちぶれた姿を知るだけに......よくぞ頑張り続けたものだと、自身もまた、負けぬように頑張続けねば! . . . 本文を読む
生徒)大先生!脈診って何なんですか?中先生にお聞きすると、脈診による施術に効果があることが脈診の正しさの証明。と言われたのですが......確かに効果がある以上、正しいのだと言われれば、否定できないようにも思われるのですが......とはいっても、橈骨動脈の拍動を左右の手首で六つに分けてその拍動を比較して六蔵六腑の虚実=人間の身体の状態の様々なことがわかると言われると、どうしても納得いかないので . . . 本文を読む
(脈診とはなにかについての生徒と中先生との対話)
生徒)中先生、脈診って本当に出来るんでしょうか?脈状診ならまだしも、六部定位脈診なんてことが本当に可能なのでしょうか?科学的に考えてありえないと思うのですが。
中先生)確かに現代西洋医学からすれば、脈というものは心臓の拍動だから、そこから六蔵六腑の虚実を診るということは不思議なことであると思えるかもしれないが、西洋医学的に解剖生理的に筋肉や神経 . . . 本文を読む
(陰陽論とその学び方についての生徒と先生の対話)
生徒)陰陽論とは何でしょうか?それはどのように学べば良いのでしょうか?
先生)君はどう思うのか?
生徒)世界のあらゆる物事を、陰(静的なもの、弱いもの......)と陽(動的なもの、強いもの......)とに分けて行く、分けて捉える。のが陰陽論で、その学びは、まずは教科書等にある陰陽分類の一覧表を覚えて、陰と陽のイメージを描いて、あ . . . 本文を読む
『鹿の王』(上橋菜穂子著 角川文庫)を読みだした。もう少しだけ、もう少しだけ......と第1巻読んでしまった。
『鹿の王』では、現実には存在しないファンタジーの世界がリアルに描かれている。
これは以前にも説いたが、東洋医学(東洋医術?)というものは事実としては存在しないものを、無いものを有るとして診断と治療を行っていくものであるから、その世界を観念的にしっかりと描いての診断と治療でなければな . . . 本文を読む
(大先生は鍼灸初心者である生徒に片手挿管を学ぶ現代的意義を説く)
生徒)大先生!片手挿管って本当はどんな意味があるんでしょうか?中先生は片手挿管には現代ではあまり意味がない、出来てもいいけど出来なければ出来ないでどうにかなる。と言われるし、小先生は片手挿管は鍼灸の文化遺産だとか、現実問題として施術コストの問題として、何よりも進級テストに絶対必要だから、と言われるのですが......。
大先生) . . . 本文を読む
(生徒と小先生との対話の件を聞いた片手挿管不要論の中先生、と実技担当の小先生の対話)
小先生)中先生困りますよ!生徒に片手挿管に大して意味が無いなんて言われては。
中先生)小先生にそんな事言っちゃいましたか!?オフレコだよ!と言っといたのになあ(笑)
小先生)言っちゃいましたか、も無いもんです。
困りますよ、片手挿管は実技の進級テストの課題でもあるし、生徒にしっかりと練習させなくちゃあなら . . . 本文を読む
そろそろ桜の開花という時季になったというのに、この数日冬の寒さ......と思っていたら、今朝は雪。
量質転化しきる直前の極限では返ってモノゴトは不安定に......と、南郷先生が説いて下さっていたが、この数日の花冷えと雪はまさに......と思える。
自身の迷い迷っての現状は、まさにそうである!と無理矢理にでも観念して......明日を拓くべく全力を尽くし......と思う。
今朝は車に雪 . . . 本文を読む
(初めての実技授業後、数日経っての片手挿管の難しさに根を上げた鍼灸初心者と小先生との対話)
生徒)先生!片手挿管って何のためにやるんですか?ディスポ鍼が当たり前の現代では大して意味が無い!と聞いたのですが?
小先生)誰がそんなことを?確かに、ディスポ鍼は最初から鍼が鍼管に入った状態だから、片手挿管を行なわずに施術することも可能だけれども......逆に、片手挿管が出来なければ出来ない施術の方法 . . . 本文を読む