東洋医学の実践的理論研究~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論の研究~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

年末所感〜鍼灸如何に学ぶべきか〜

2016-12-31 20:53:11 | 日記
 漸くに、鍼灸如何に学ぶべきか。を実感レベルで分かれるだけの事実を積み重ねられたのでは、というのが年末の思い、である。 . . . 本文を読む
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n先生施術(3回目)〜刺絡〜

2016-12-30 08:43:27 | 鍼灸術・手技療法術
n先生の施術を受けた。刺絡の効果に驚かされた。 昨日、3回目のn先生の施術を受けた。肺経、腎経が虚しているとの弁証による施術。次に心も虚しているということで心経への施術、心との関連での膀胱経の小腸兪への施術……以上が、本治法。この段階で、施術の効果なのか、外の寒さで冷えていた足が温まって来、全身の循環が、東洋医学的にいえば気血の流れがスムーズになった感覚があった。 次に、腰の古傷への施術、大腸 . . . 本文を読む
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粗悪艾の透熱灸(4)〜相互浸透的上達過程〜

2016-12-29 08:00:26 | 鍼灸術・手技療法術
粗悪艾での透熱灸で火傷をつくらない工夫している。そのことの意義について。 粗悪艾で透熱灸の効果に、「これで、火傷さえ無ければ。せめて、痕の残らない火傷であれば。」との思いで、艾柱の形状、捻りの硬さ等の工夫をし、自身で試している。 それは、なかなかに思う結果が得られない試行錯誤の繰り返しであるのだが、次第次第に、「こういう艾柱が良いだろう」というもののイメージが固まりつつある。 その試行錯誤の . . . 本文を読む
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体重の変動について(1)〜その要因とは何か〜

2016-12-28 07:58:03 | 覚え書
体重の変動について、その要因を考えた。対象の構造に分け入るということの必要性痛感する。 卒業研究として「耳鍼の減量効果」ということを考えることとなって、先行研究をいくつか検討した。その中で思ったことは、その研究の方法の不味さであった。端的には、結論ありきの、論?の展開であり、別言すれば、その研究が「耳鍼の効果」を示しているとはとても思えない、ということである。 具体的には、例えば、統計的な「耳 . . . 本文を読む
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道に迷う〜名人・達人の技・術の背後にあるもの〜

2016-12-27 07:57:32 | 日記
道に迷った。自身の衰え実感させられた。 昨日、何度か訪れている場所からの帰り道に迷った。これまで、日中しか行ったことの無い場所であったので、夜になって風景が変わり、ビル街であったのでどのビルも同じに見え……と、あれこれ言訳を探すのであるが、これまで知らない場所でも、例えば、山の中でも、道に迷わないことが自慢であった、だけに、「呆けの始まり!?」と、大ショックであった。 しかしながら、呆け=衰え . . . 本文を読む
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「プラスチック米」について〜中国文化を考える〜

2016-12-26 07:17:47 | 日記
中国製の「プラスチック米」というものがあるらしい。東洋医学(医術?)を学ぶことの困難性感じる。 Yahoo! ニュースを見ていると、「プラスチック米」というものが中国で作られて輸出されている、との記事があった。「まだやっているのか!?」と、偽装、でっち上げ、についての反省の無さに唖然とさせられた。とともに偽装、でっち上げは彼の国の文化そのものでは無いか、と思わされた。 そう考えると、そんな . . . 本文を読む
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江戸川乱歩賞全集〜推理とは、対象の構造に分け入るということ〜

2016-12-25 21:53:37 | 日記
推理小説を何冊か読んだ。対象の構造に分け入るというアタマの働きを常態とすることの必要性感じる。 江戸川乱歩賞受賞作他、推理小説を何冊か読んだ。(これは例によって、南郷先生が著作ですすめてくださっていることであるが……) それら推理小説を読むことで、読む中で思ったことは、そこで描かれる推理するということは、日々の施術・治療を行う中での自身のアタマの働きと一般的には、同じものということである。 . . . 本文を読む
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今年の大収穫〜n先生の施術について〜

2016-12-24 20:13:29 | 鍼灸術・手技療法術
今年も残すところ一週間ほどとなった。一年の総括は大晦日にでも書くとして、自身の可能性の燈を再び灯していただいた、と思えるn先生の施術について。 12月に入ってからn先生の施術を受けているが、二度の施術(1回目12/1、2回目12/15)を受けて、腰の古傷に関わっての痛みをほとんど感じなくなるとともに、夏の終わりごろから感じていた運動時のギクシャクした感じ、違和感も感じなくなって、まるで錆びついた . . . 本文を読む
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粗悪艾の灸痕〜鍼灸もまた時代の……〜

2016-12-24 17:35:18 | 鍼灸術・手技療法術
粗悪艾の灸痕について考えると、鍼灸もまた時代の鍼灸である、との思いする。 自身は、皮膚は強いほうであると思うのだが、米粒大の灸一荘で、かなり酷い灸痕が残ってしまいそうである。今後の経過を見ないとなんとも言えないが……。 現代という時代にあっては、男性であっても少しの熱いで大騒ぎであるから、鍼灸師を目指す人間ですらそうなのであるから、ましてしっかりと灸痕の残る粗悪艾による灸は、現状のままでは、一 . . . 本文を読む
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粗悪艾の透熱灸(3)〜糸状灸〜

2016-12-23 23:06:26 | 鍼灸術・手技療法術
粗悪艾による糸状灸試した。艾の質の粗さから、なかなかに糸状というわけにはいかない。が、灸痕の問題が解決すれば、粗悪艾の施術の可能性が現実性へと一歩近づくと思えるだけに、糸状や米粒状の艾柱をつくることに、引き続き取り組んでいきたい。 粗悪艾での糸状灸、のつもり。上質艾での糸状灸。可塑性が高いので、まだ細く出来るけれども……。粗悪艾と上質艾の糸状の艾柱の比較。 . . . 本文を読む
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快圧の二重性について〜技は創って使うもの〜

2016-12-23 07:49:48 | 鍼灸術・手技療法術
快圧について考えた。それには二重性がある、多重性がある、と思える。 「どこを押されても気持ち良い!効いている!」とmさんから言われる。当初は、「あっちもこっちも凝らせているものなあ。」との思いでいたのだが、他の施術者に対しては、mさんはその様な発言しないのであるから、客体(mさん)だけでは無しに主体(自身)の問題としても、二重性として考える必要がある、と思える。 ここを、主体の問題として考える . . . 本文を読む
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粗悪艾の透熱灸(2)〜灸あたりについて〜

2016-12-21 17:25:10 | 鍼灸術・手技療法術
粗悪艾での透熱灸行った。その効果、上質艾に無いものがある、と思う。 昨日に引き続き粗悪艾での透熱灸、艾柱の形状をしっかりと作って(米粒状、糸状で)行った。一昨日の粗悪艾の灸に効果を感じていたので、かつ、鍼灸の世界で一般に言われる様な耐え難い熱さでも無いことから、2〜3荘ずつ数カ所に施灸行った。結果として、強い疲労感(=灸あたり)が出てしまった。 しかしながら、これは決して悪いことでは無い、と思 . . . 本文を読む
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黒シビレエイによる痛みの治療〜電気治療の原点〜

2016-12-21 14:49:15 | 日記
ネット検索していて、電気治療の原点らしき記述にであった。 古代ローマでは、黒シビレエイを使って痛風、頭痛等々の痛みの治療を行った、らしい。 具体的には、痛風の痛みに対して、海岸で黒シビレエイの上に立たせて、電撃による痺れが膝まで上がってくるのを待つ。それによって、痛風の激しい痛みが消失する。とプルタルコスの記録にあるらしい。 電気治療の起源が、黒シビレエイとは……。 . . . 本文を読む
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粗悪艾の透熱灸〜すべては疑いうる〜

2016-12-20 23:34:17 | 覚え書
粗悪艾での透熱灸おこなった。すべては疑いうる、を実感した。 鍼灸学校では、粗悪艾は箱灸等の温灸用、透熱灸には最上級艾をと教わる。理由は、艾の燃焼温度と燃焼時間の問題で、高温で燃え燃焼時間の長い粗悪艾は、熱すぎる、かつその時間も長いで、跡を残す様な火傷となってしまうから、ということであった。鍼灸師の常識としてもそうである、と思う。 しかしながら、現実に粗悪艾での透熱灸を行なってみると、燃焼温度が . . . 本文を読む
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冬の木登りの実際〜対象に関わる像の深まり〜

2016-12-20 22:00:53 | 日記
木登り行った。量質転化の過程をしっかりと持つことの大事性実感した。 昨日、約20分間の木登り行った。最初は、滑るばかりで、特に足は木に引っかかる気配さえほとんど無く、であった。木に対しての足の形、部位を色々と工夫して行なって見ても、同じことであったので、少しでも足にかかる体重を軽減することを考えて、まず、手で木をしっかりと摑む、押さえつける、引っかける等の工夫を行なっていった。 そうする中で、 . . . 本文を読む
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