『哲学・論理学研究(第二巻)』(悠季真理著)が届き、早速に読み始めた。
弁証法的ということのイメージが大きく広がりかつ深まったと感謝の気持ちで一杯である。
例えば、「法」というものの原点から説いてくださる中で、巫女だとか神のお告げを伝える王(支配者)がそもそもどういうもの、ことであったのかを説いてくださっているが、「そういうことなのか!?」と目から鱗の思いで読んだ。
自身では、「神のお告げ」というものは、民を従わせるための方便(うそ)と捉えていたのだが……。
これから「第二編 古代ギリシャ哲学、その学びへの招待〔後編〕」へとよみすすめるのであるが、そこで説かれる(と予告されている)「古代ギリシャ哲学を誕生させたオリエントの世界歴史的役割」に興味津々、期待を膨らませている。
一年の最後に素晴らしいプレゼントをいただけたと、喜びで一杯である。