「カレーな薬膳」(渡辺玲著 晶文社)で、腰痛に効くカレーとしてメティ・カレーが紹介されている。試してみて、それなりの効果実感できたので紹介する。
「カレーな薬膳」で、南インドカレーの一つとしてメティ・カレーなるカレーが紹介されている。南インドでは、主婦が家庭で家族の体調に合わせて、風邪の時は生姜とか、胃の調子が悪い時にはブラックペッパーとか、というようにスパイスを使う。その一つとして腰痛の時 . . . 本文を読む
学城13号「巻頭言」で、弁証法の学びの道かつ認識論、論理学への道を説(解)いていただいた。(以下、太字は「学城 巻頭言」からの引用。)
ヘーゲルが『精神現象学 序論』でつとに説いているように、「哲学でなくても学問というものは、体系化が成就可能となるような研鑽を重ね続けていくのでなければ、その学問がいかなるものであっても後世に残るレベルで価値ある学としては成されることはないのだ」との指摘をまともに . . . 本文を読む
学城 第13号が届いた。本日は、「旧・東概」のまとめ(12-4)」として病因論、内因と不内外因のまとめをする予定であったが、それは週末に延期します。
理由は、端的には「学城」に学ぶことで、執筆者の先生方と相互浸透する時間を持つことで、自身のアタマの働きを少しでも質的にレベルアップさせて、「旧・東概」の学びを実りあるものにしたい。と思うからです。
「旧・東概」の学びが、度々の中断で読辛いものとな . . . 本文を読む
督脈の暗唱行った。案ずるより産むがやすし。であった。
年齢的に、暗記・暗唱の類は不得手であろうとの思いがあったのだが、「経絡経穴概論」の先生の授業がお上手であることもあって、さしたる苦労も無く、督脈28穴を覚えることができた。
そもそもが暗記の類は幼少時より大嫌いであったので余程に必要のない限り物事を暗記・暗唱するということは無く、数年前のドイツ語の学習以来の暗記・暗唱であったのだが、ド . . . 本文を読む
医古文の学びにも二重性がある。べきだと思う。
医古文の学びを現実の実践から乖離させ、単なる懐古趣味としてしまうのは問題外であるし、史料史上主義に陥って、史料として残っていることだけが正しい、残っていないことは、論理的に考えていくことすらが問題にならない。との学的?態度も、結局は、史料に振り回されるだけで、医古文の真の理解には至らない。
「いったい何を言いたいのか?」と、「黄帝内経」執筆者の像を . . . 本文を読む
病因論の概要で、病因観の歴史が述べられている。ここは陰陽論(とともに五行論)の意義を分からせてくれるものとの思いする。
ここでは病因観の歴史は、「黄帝内経」の時代の陰陽論に従っての内因、外因の分類から始まり、そこから千年以上もの年月を重ねての、宋時代の内因と外因、不内外因という分類に至り、それが現代まで続いていると説かれる。
しかし、である。陰陽論という観点から病因観の歴史を視るならば、「黄帝 . . . 本文を読む
「1.病因論」まとめ。この項では、まず病因観の歴史が説かれ、次に外因と内因、不内外因の具体が説かれる。病因観の歴史を視ると陰陽論の有効性、必要性が痛感される。(『』内、要旨)
「1)概要」
『鍼灸医学では、病因は陰陽論に基づき分類される。大きく。陽としての、外因によるもの(外感)と陰としての、内因に基づくもの(内傷)に分けられる。(「台形における病因の分類」図があるので最後に画像で添付する . . . 本文を読む
東洋医学の授業受けた。学び方の大事性痛感する。
東洋医学の授業。病証を覚えることが、東洋医学の学びであるかの観を呈している。
しかしながら、それでは東洋医学クイズと何が違うのだろうか?国試には、それで良いかもしれない。
しかし、である。果たしてそれで、未知の病に対応して行けるのだろうか?ここで言う未知の病とは、正体不明の難病というレベルの病を言うのではなく、未だ診断のつかないという意味で未知 . . . 本文を読む
昨日の補足。昨日の展開読み返すと、あまりに飛び過ぎの観あるので補足する。
人間体は生活によって創られている。という事は、日々の治療でも実感出来ることである。
中でも、いかなる環境で、いかなる運動、仕事をして、いかなる食事をしているかは、ついでにいかなる睡眠をとっているかは、その患者としての、施術の対象としての患者の、身体と心のあり方を大きく規定していると思える。
つまり、同じ施術をしても、患 . . . 本文を読む
鍼治療を受けた。鍼灸理論は時代の鍼灸理論との思いする。
本日、同僚のI先生に、腰の古傷の治療として鍼を打ってもらった。
具体的には、左右の大腸兪と右の関元兪に、銀鍼3番で約1センチの深さで、数分間置鍼をしてもらった。
一般的には張り、痛みを感じる部分へ、具体的にはI先生にお任せで(医古文の研究を10年近くされていて、ご自身の治療としては、経絡治療、接触鍼を主にされている。)打ってもらった . . . 本文を読む
鍼灸実技。いかなる認識で学ぶべきなのか?
本日の鍼灸実技。鍼(環跳、承扶、殷門)、灸(裏内庭、失眠)行った。
指定された経穴を、指定された取穴法でとって、指定された刺鍼法で、指定された深さに打った。
教員からは、「上手く打てている。」との評価をもらったが、なんとも達成感の無い授業であった。
これには、二重性があると思える。一つは、同級生から鍼を打たれることが、鍼アレルギーの再発に繋がるかも . . . 本文を読む
経絡経穴概論受けた。経絡経穴は鍼灸師の一般教養。と思う。
昨日の経絡経穴概論の授業。長強、腰兪、腰陽関、命門の、具体的な経穴の、学び、取穴等に入った。
経穴とは、鍼灸の診断・治療点であるが、これは、例えば、空手における急所である。
急所の攻防が本質であるが、急所への攻撃でなくても、一定の技があれば、それなりに闘いが成立する。という点でも、そっくり!と思える。
先日の医古文の読書会でも感じた . . . 本文を読む
「第3章 東洋医学の疾病観」は東洋医学の疾病論。(以下、『』内、要旨)
「前説」
『東洋医学では、病を内界・外界の、自然・社会・精神の、変化が要因となり、小宇宙としての人間の陰陽等の不調和が惹き起こされ、それが病へとつながっていく、成っていく。と捉える。
内界の変化によるものを「内傷」、外界の変化によるものを「外感」。
鍼灸では、すべての病を臓腑経絡系の変動と捉え、経脈内の気血を整えることで . . . 本文を読む
医古文読書会に参加した。鍼灸界の人々の認識が漸くに分かったと思える。
昨日、医古文読書会に参加し、講師の先生に、鍼灸の学的?世界のエピソードも交えて、「甲乙経」を丁寧に読み解いていただいた。
それ以外にも、老官山の出土資料についての黄龍祥先生の見解等々、興味深い話をしていただいた。
しかし何よりの収穫は、鍼灸界の人々の認識が、「黄帝内経」に対する異常なまでの憧れと執着の理由が、分かった。と思 . . . 本文を読む
タイ式マッサージの手技と「セン」、医古文読書会。昨日と本日の新たな出会い。
自身の発展につながる予感がする。というよりも、関わった以上、関わる以上、自身の発展につなげていかねばと思う。 . . . 本文を読む