曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

ウスイロコノマチョウ ジュニア生まれる

2012年07月02日 | 日記

今日の花

そろそろ夏らしい花を登場させなくちゃ。

 


 大ニュースです。

今朝8時ごろ、蝶の飼育室においてあるジュズダマの葉を見て驚きました。とても小さな幼虫がいっぱい葉裏にいるのです。よく見ると幼虫だけではありません。卵もあるのです。

このジュズダマは先月の24日のプログでお示しした南の国から来たお客様ウスイロコノマチョウの産卵のために飼育室においてあった草です。コンビニで見つけて取って来たウスイロコノマチョウは私には雄か雌か判定が出来なかったので、ジュズダマの草を置いておけば雌ならひょっとして産卵するかもしれないと期待して側においておきました。雄ならば全く意味のないことですが雌であることを切に期待していたわけです。24日以降何度か蝶がジュズダマにとまっているのは確認しましたが産卵しているところは見ることができませんでした。そんなことで、ウスイロコノマチョウが産卵することは期待しながらもあまりあてにはできませんでした。

でも写真の幼虫の群れを見て下さい。ウスイロコノマチョウのお母さん(この時点で雌であることが確定しました。)はちゃんと産卵していたのです。

台風の風に乗って遠いところまで飛ばされながら、しかも異郷の地で囚われの身でありながらちゃんと卵を産むなんてやはり「母は強し !」ですね。感動しました。

 

10時過ぎには残っていた4個の卵もみんな無事に孵化して小さな幼虫が卵の殻を破って出てきました。先に生まれた他の幼虫は多分昨日中に私の気付かないうちに生まれたのでしょう。

写真を良く見ると生まれたばかりの幼虫はまだジュズダマの葉を食べていないので体が透き通っていますが先に生まれた幼虫は食べた葉の色で体が緑色をしています。

全部で30匹くらいいますがこれを全部無事に育てるのはこれから大変です。餌の心配もありますし過密で脱走することもとても心配です。

 

でもこれからしばらくの楽しみが出来ました。頑張った母さんのために全員蝶になって飛び立ってもらいたいものです。

 

もしも23日にコンビニの中で私が見つけなかったら、きっとお店の人は店内に蛾が入ったと思い打ち殺して捨てたことと思われます。このウスイロコノマチョウは台湾から台風に乗ったのか、沖縄諸島のどこかから台風に拾われたのか、それとももっと近くの奄美大島から来たのか、どちらにしてもアサギマダラの旅と違って不本意な旅だったに違いありません。

子供たちは立派に成虫にして放してやりたいと思っています。


腐った南津海を食べているウスイロコノマチョウです。この蝶は腐った果物が大好きなのです。

(腐った南津海なんて我が家には捨てるほどあります。なに! 腐ったみかんなんて捨てるのが当り前じゃないかって!! ) 


ウスイロコノマチョウの幼虫

 

最初に見つけた時はホントに信じられませんでした。

 

孵化直前の卵があります。

 

これは昨日生まれた幼虫でしょう一人前に餌を食べています。

 

10時過ぎに見たら卵が4個から2個になっていました。

頭が卵の外に出ています。

 

生まれた幼虫は最初に自分の入っていた殻を食べます。

 

体の白い幼虫が先ほど生まれたもので、体が緑色のが昨日生まれたものでしょう。

 

 


ウスイロコノマチョウの母さんはまだ元気ですから新しいジュズダマを持ってきたらもっと卵を産むかもしれません。

 


ついでに先日から飼育しているルリタテハの幼虫が大きくなりましたので1枚だけご紹介しましょう。

ルリタテハ 幼虫 

 

昨日脱皮して4齢になりました。 

 


今日の音楽

 

 http://www.youtube.com/watch_popup?v=zSJ6Lne3IUc&vq=medium

 

連想って人によっていろんな方向に行くものですね。最近はめだかも絶滅危惧種の仲間入りをしているとか、若い人は小鳩さんの歌を聴いてもピンとこないでしょう。

私たちの世代には 小鳩 くるみ さんて懐かしいです。ありがとうございました。

 

めだかのことが気になったので検索をかけてみました。自然界のメダカのことは上の方には出てきませんでした。ウィキペディアくらいのものです。飼育のこととか売り買いのことばかりでやはり今はそういう時代なんですね。 

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%80%E3%82%AB