曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

つばき

2013年12月08日 | 日記

一日の始まり

昼間の短いこの時期に、みかんの収穫は日の出とともに始まります。

 


 ブログなんか書いている間はないほど忙しいこの時期ですが、仕事の合間にもはっとする風景やきれいな花を見つけるとシャッターを押したくなる私です。

今の時期、畑の中にある椿も沢山花をつけています。そのうちの1本を角度を変えながら撮ってみました。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

「椿姫 (La traviata)」 より 
 アルフレード&ヴィオレッタ「パリを離れて」Parigi, O Cara 

「椿姫」のラストシーン。
誤解が解けて、瀕死のヴィオレッタの元に、アルフレードが駆けつける。
アルフレードは、父と自分の犯した仕打ちをヴィオレッタに詫び、
享楽的なパリを離れて、静かな所で一緒にやり直そうと、歌う。
しかし時既に遅く、この再会の直後にヴィオレッタは息を引き取ります。

 

今回で椿姫は最後です。(オペラ特集はまだ続きます)
あー!ちょうど椿の可愛い花♪
ヴィオレッタとアルフレードの幸せな恋も儚く
散ってしまいます。
でも、だからこそ美しい音楽がぴったりなのかもしれません。

 

独り言

オペラ「椿姫」 に合わせて椿の花を撮ったわけではなかったのですがちょうど音楽とぴったり合ってよかったです。
この頃椿の写真を撮るようになって、晩秋から春まで最も厳しい季節に花をつける椿はすごいなと感じるようになりました。

私はオペラ椿姫を劇場で見たことがないのでヴィオレッタがどんな女性なのかうまくイメージできません。
ヴィオレッタ(すみれ)がなぜ椿姫なのかもよく分かりません 。原作も読んだことがないし、これを機会に勉強してみましょう。
 


小さくてかわいい椿

 


 
花の色は うつりにけりな いたづらに   わが身世にふる ながめせしまに       小野小町

 

 

どんなに美しいものもやがて滅びてゆきます。だから一瞬を大切にしましょう。