今日のキノコ
毒キノコのようですがもしかしたら食べられるタマゴ茸でしょうか??? わからない人は食べない方がいいですね。
待ちに待ったアサギマダラの群れが大島にやって来たようです。昨日までと違ってあちこちで姿が見られるようになりました。もちろんまだ数は少なくて本体がやって来るのはもう少し先かもしれません。
最近はテレビや新聞などでもアサギマダラのことがよく報道されます。多くの方がご存知のようにアサギマダラは春に北へ向かって旅をして夏を北国で過ごし秋には気温の低下と共に南に下って来るという渡り鳥のような性質を持った珍しい蝶なのです。冬の寒さを避けるために南へ向かうとき海を越えて沖縄や台湾までも渡って行くというすごい力を持っています。日本でマーキングされた蝶が香港の公園で見つかったという驚異的な例もあります。
そのように南へ向かって行くアサギマダラの群れは10月のこの時期に大島にも立ち寄って行きます。昨年は一日に何千と言うアサギマダラを見ましたが今年は北の方の情報によると例年に比べて数が少ないそうです。それでもこれから約一か月の間は次々とやって来て私たちアサギファンを楽しませてくれます。皆様もフジバカマなどの花に寄ったアサギマダラを見つけたら注意して羽に文字が書いてないかよく見てください。文字の書いてあるアサギマダラを見つけたら私の所でもいいし蝶に詳しい方がおられたらその方に報告していただけるととてもうれしいです。全国にアサギマダラの移動を調べるネットワークがあって見つかったマーキング蝶の情報を集めています。私もその活動に参加していますので大島を通過して行くアサギマダラに標識を付ける作業をしています。また同時に北の方で標識を付けられたアサギマダラが大島にいたらそれを捕まえて記号を読み取り報告します。
今日はその初日です。標識の書き方は人によっていろいろありますが、少なくとも標識をした人の記号(アルファベットの大文字で3文字)と標識した場所を示す記号と標識した月日が必要です。できれば記録を残すため通し番号もあると良いでしょう。簡単に消えないように油性ペンで書きます。アサギマダラには羽に白い透き通ったところがありますので再捕獲した人に見やすいように書きましょう。下に今日マーキングしたアサギマダラの写真をいくつか載せますのでどこかで何方かこのように書かれた蝶を見つけたらこのブログにお知らせください。よろしくお願いいたします。皆さんもやってみませんか。初めて書いたマーキング蝶が沖縄まで飛んで行って捕まると言った例はよくあります。
今日の音楽 (らんらんさんより)
Ludovico Einaudi - Fly
ルドヴィコ エイナウディさん私たち日本人には呼びにくい名前です。でもイタリアの方ですからそのまま読めばいいので助かります。
昨日のマークしたアサギマダラ
原種フジバカマで吸蜜していました。羽は少し破れていて新鮮なチョウではありません。はるか北の国からここまで飛んできた蝶かもしれません。私の標識を付けてこれからさらに南へ下って行くことと思います。
今日10月3日のアサギマダラ
新鮮でとてもきれいなアサギマダラです。羽のアサギ色がきれいですね。文字を書くのがもったいないようです。
若い蝶ですから元気よく南を目指してほしいです。
こんなこともよくあります。
遠く北国から旅してここまでやって来たアサギマダラかもしれませんがカマキリにつかまってしまいました。
ここのフジバカマ園は普通の園芸種フジバカマがたくさん植えてあります。3分咲きくらいでしょうか。
ネットで捕獲し標識を付けました
このフジバカマ園は久賀のO氏のみかん畑に植えられたもので昨年は最盛期には300~500頭ものアサギマダラが乱舞していました。
道路わきのフジバカマ園にもいました
上のアサギマダラは若くてとても新鮮できれいですが下のは鱗粉も落ちて羽も破れて古いものです。
捕獲して文字を書く間はじっと動かなくなり死んだふりをします。それを元いたフジバカマの花の上にそっと戻します。するとアサギマダラは何事もなかったかのように元気に飛んで行きます。