曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

私の町の 懐かしい教会

2016年12月25日 | 日記

 今日はクリスマスです。でも、わたしにとっては特別なことは何もありませんでした。この歳になるとサンタさんからも見放され、またサンタさんになることもなくなりました。一日中仕事に明け暮れました。みかんの荷造りとクレメンティンの収穫です。夜には少しクリスマスらしく教会音楽など聴きながら写真の整理などしています。昨日教会のことを書きましたので、アルバム(アルバムと言っても今はハードディスクですが)から教会の写真を探し出してみました。2011年の春の写真と今年の春の写真と今年の秋の写真を取り出して懐かしく眺めました。記憶は薄れて行ったりより美化されたりしますが写真はそのままを伝えてくれます。私の町にこんな教会があったことをお伝えしましょう。

 


今日の音楽

 Handel "MESSIAH" | King's College, Cambridge Choir | BEST RECORDING


2011年の春

安下庄バプテスト教会 と言います。桜とミモザがきれいに咲いていました。ずっと前のことですが、ミモザはおばあさんがお好きだとのことで私が植えました。

この頃が桜の最も盛りだったようです。幼稚園の入り口に植えられた桜は天皇陛下のご成婚記念で配布された桜だそうです。たった1本の樹が庭全体を覆い、枝は低く垂れさがって顔の真ん前にまで花が下がっていました。

その後牧師さんご夫婦は東京に転居され教会は空き家になってしまいました。しばらくは時々礼拝は開かれていたようですが2・3年前に教会は閉じられました。

 


2016年の春

ミモザはわたしが植えてから30年くらいの間に台風で何度も倒れましたがいつも元気に復活しています。

桜は下枝がみんな切り払われました。おさなご学園の文字がよく見えるようになりました。私がここに通っていたころには戦後のベビーブームの中で生まれた子供たちがこの庭の中にひしめき合っていました。確かその頃は園児が150人以上いたと思います。私の子供が通っていたころには園児は20人いたかどうか。

 


今年の秋

建物はもう教会ではありません。

牧師さんの家は亡くなり駐車場になりました。