今日の花
みかん畑の椿 この椿は10月の中頃から咲いていますが、赤い椿で早咲きは少ないような気がします。
今日は予定か詰まっていてうまくこなせるか心配でしたが、何とか一日が終わりました。
朝早くからレモンの収穫に行き、朝のティータイムを挟んで次はみかんの収穫です。合間に海の写真を撮りに行き、みかん畑では椿の様子を見に行って、家に帰れば飼育中のアサギマダラの幼虫が順調に育っているか確認しなければなりません。実際今朝は1匹のアサギマダラの終齢幼虫がキジョランから脱走を図りました。一瞬しまったと後悔しましたがその幼虫は発見できたので元の株に戻してことなきを得ました。お昼ごろには遠方よりの来客があることになっていました。そんな一日の中に講演会を聴きに行こうとその時間を挟みこんだのです。まさに分刻みで動き予定はすべてこなしたのですがお昼ご飯を食べるのは忘れていました。この頃の若い人の言い方を借りれば「リア充」というのでしょうか。
レモンの収穫
まだ青レモンなのですが、緑のレモンがいるという注文が入りました。
初冬の海
この時期になると大洋の高度が低くなって来ます。夏の青い海は見られなくなって、光の輝く海となります。
みかん畑の椿園
みかん畑の一部に椿園を作っています。先々この山を全山椿の山にしたいなあと考えて椿1000本計画を実施しているところです。
講演会
「数学の演奏会」と名を付けた講演会で若い数学者の森田真生さんの公演です。演奏会と言うからには楽しく聴ける会だろうと期待し、また普段の生活に縁のない数学と言う分野でのお話とはどんなものか興味シンシンでした。数学と言う分野から遠ざかって久しいのですが、学生のころは大好きな教科でしたし、数学者になることをゆめみたこともあります。世間的には数学と言うと敬遠される方が多いようですが、今日の講演会には若い方が多く集まっていました。と言っても狭い会場ですからぐるっと見回せば全体がすぐにつかめるほどです。自分を振り返ってみるとこの中で私が一番の高齢者かもしれないと感じ、居心地が悪くなりそうでした。でも歳を取った分面の皮も厚くなっています、その場に溶け込ませていただきました。
演奏はなかなかのもので、立て板に水というか水道の蛇口開きっぱなしで3時間みんなを話の中に引き込みました。数学のことを分かりやすく解説しながら社会のこと人間のこととの兼ね合いを話していましたが、演奏会と名付けた意図が楽しく感じられました。初めに数と言う概念はどういうものかを数直線で分かりやすく説明し、結末はリーマンの複素解析のリーマン面にいたるまでのながーいお話でした。
リーマンと言うと多くの方はリーマンショックの方を思い浮かべる方も多いかと思いますが、19世紀のドイツの数学者ゲオルク・フリードリヒ・ベルンハルト・リーマン(1826-1866)のことです。そんな人は知らないという方も多いと思いますが、20世紀の数学の発展に大変功績のあった方です。
ということで久しぶりに数学の世界をのぞいてみることができました。
リーマン面と言うのはどんなものか下の図でイメージしてください。図の縁をどんどん歩いてゆくと2周目に元の位置に戻ってきます。
数学と哲学とは似たところがあるように思いますがどこが違うのでしょうか。普段の生活の中ではあまり縁のないことですが時には考えてみることはいいことです。
アサギマダラの幼虫は終齢になりました。
明日には前蛹になるでしょう。これからどんどん蝶の骨格ができてくるのですが、生命の成長と言うのは不思議なものですね。この幼虫が姿を変えて蝶になるのですから。
スジグロカバマダラは3齢でしょうか