曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

ツマムラ・カバマダラの飼育10日目

2018年07月15日 | 日記

今日の花

ツルモウリンカの花と実

 


 いきものを飼うと言うのはどういうことなんでしょうね。餌を与え、棲む所を提供し、時には相手をして共に遊び・・・・・ 犬や猫は最も一般的ですが、魚や爬虫類を飼う人も珍しくはありません。蝶を飼っていると言うと多くの人は珍しがりますが、蟻や蚤を飼っていると言うのに比べれば普通かなと思っています。

相手が何であろうと飼い始めたら責任を持たねばなりません。小さな生き物の場合護るだけでも大変です。ツマムラサキマダラとカバマダラのメスが毎日次から次へと卵を産んでくれるのですが、孵化したばかりのとても小さな幼虫は本当に護るのが大変です。自然界と完全に隔離して理想的な環境で飼育するのなら楽かもしれませんが、自然環境に近い形で育って行く所が見たいわけですから思わぬ問題が次々と発生して対策に追われています。予期せぬことが起こり小さな命が失われることもありますが、運良くなのか順調に育っている幼虫もいます。また、親蝶もいろんな試みをしているようで産卵の仕方も一様ではありません。親蝶の生活を守ることも大変なことが分かってきます。毎朝飼育小屋を覗いた時、親蝶が飛んで出てくるとホッとします。夜中まで面倒は見切れませんので夜間だけは自分の身は自分で守ってもらわなければやりきれません。それでも10日間何とか飼育できて少しは相手の癖も分かって来ました。

 


カバマダラ

 とても元気です。

 

カバマダラの幼虫

 

 

ツマムラサキマダラ

翅の傷みがひどくなってきました。

 

 

ツマムラサキマダラの幼虫

 

 

この小さい間を何とか無事に育ってくれたら、3齢・4齢になれば餌の心配だけであとは順調に行きます。