曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

ツマムラサキマダラとカバマダラの母さんが死にました

2018年07月20日 | 日記

今日の夕暮れ

今日は海が少しきれいになりました。

 


 昔から暑さの最も厳しい時期を「梅雨明け 10日」と言っていましたが今年はまさにその通りです。

もうそろそろ身体が暑さになれてきてもいい頃ですが、草刈りに薬剤散布はこたえます。特に薬剤散布はカッパを着ますので汗と熱気で下着まで水が滴るほどです。それに午後摘果をしているとまだ2・3センチの青みかんをイノシシが全部食べているみかんの木がありました。イノシシもこの暑さにのどが渇くのでしょうか。夕方にはイノシシ柵を直しました。みかんの実を少しくらい食べるのは許しても良いのですが、みかんの木の枝をバリバリ折ってしまうのには困ります。

さて、この暑い中でここのところずっと蝶の飼育に夢中です。飼い始めたら責任持って育てなければなりません。親蝶の安全の確保、幼虫への餌、何とかうまくいっていたのですが、今朝ついに飼育小屋の中にカマキリの侵入を許してしまい、ツマムラサキマダラの母さんはカマキリの餌食になってしまいました。私に沢山の卵を産んで残してくれたので、出来れば天寿をまっとうさせてやりたかったのですが、夜のうちにカマキリに捕まり残念なことでした。朝小屋の中にはカバマダラはいたのですが、夕方には姿が見えず、これも何かに食べられてしまったのかもしれません。カバマダラも卵と幼虫を十分すぎるほど残して行きました。両方の残した幼虫を責任持って育てねばなりません。

しかし、残された幼虫の数が半端でないので餌集めに弱っています。カバマダラの方が成長が早くて今日の夕方には食事を止めて蛹になる準備を始めたものもいます。餌の準備ももう少しの間のことです、蛹になればもうえさ入りません。今月の末か来月の初めには新しい子どもたちが生まれてくることと思います。

 


 カマキリに捕まって食べられたツマムラサキマダラ

 

沢山の子供を残してくれたので、思い残すことはないかもしれません。翅も体もボロボロでした。

 

ツマムラサキマダラの幼虫

 

 

カバマダラの方は翅の傷みも少なくてまだまだ生きると思っていたのですが何に食べられたのでしょうか。

 

カバマダラの幼虫

餌のトウワタはすべての葉を食べられて丸坊主です。

蜘蛛にやられて死んだ幼虫もいました

 

 

カバマダラの幼虫は終齢が多くなったので網室に移しました。

 

すべての幼虫を無事に成虫にしてやりたいのですが、まだまだ何が起こるか分かりません。