曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

フィンガーライムの収穫

2019年08月01日 | 日記

今日の海

入道雲の無い空   夕方5時半にいつものみかん畑に登ってきました。湾内に貨物船が1隻停泊していて昨日と全く変わらない光景です。ただ今日はきれいな入道雲が出ていません。

 


 今日は午前中に東京の女子大学の学生さんが4人勉強に来られました。昨日からやって来ていて、15人がいくつかの班に分かれて周防大島のことを調査されています。我が家を訪れた班の人たちは周防大島の農業のことを調べていましたが、我が家が一農家として過去からの個人的ヒストリーが聴きたいとの希望だったので、大島のみかん産地としての歴史と並行して私がどうしてみかん農家になったかと言う所までのいきさつを話してあげました。そしてこれから1000年後に大島がどのようになっているかみんなで想像してみました。千年後にはみかんはもう無くなって他の品種がつくられているかもしれません。そして、今の世の中の便利な道具や機械はさらに進化するのでしょうか。情報機械やセンサーを組み合わせて畑に出かけないで自動機械に農作業をさせるようなスマート農業は本当にできるのでしょうか。いま、将来の危機が予想されている食糧問題は千年後には解決されていますかね。現在が将来に向かって進んで行く道は沢山あり過ぎて予想はとても難しいですね。

彼女たちはびっしり組み込まれたスケジュールであちこちの施設や個人宅を訪れて調査をしてゆく予定のようでしたが、せっかく周防大島を訪れたのなら大島の自然を見て帰ってほしかったですね。どこか自然にふれあえるところへ案内してあげようと思い、空いた時間は無いのかと聞くとお昼の昼食時間しか空いていないとの返事だったのです。じゃあ今からすぐに海を見に行こうと提案したら皆さん乗り気だったので、私のお気に入りの海岸に行ってきました。東京から大島までやって来て海も見ずに触れもせずに帰ってはいけませんね。・・・・・またお節介をしてしまいました。

 


フィンガーライムが収穫できる大きさになりました。

 

 

 

 

これらの収穫した実は、昨年の秋に咲いた花からできた実です。今年の春に咲いた花の果実は10月頃収穫します。近年オーストラリアから日本に入ってきた新しい柑橘ですが、どのように利用すればよいのか全く分かりません。今回は鱧の湯引きにのせて食べてみましたがなかなか良かったと思います。皆さんもどのようにして食べればよいか考えてみて下さい。ご希望なら差し上げます。

 


飼育小屋にはマダラチョウたちが沢山います。彼らは夜どんなふうにして寝ているのでしょうか。自然界で蝶の寝ている所はなかなか見ることはできません。

 

夜の10時過ぎには、こんな感じでした。