今日の絵
この絵「図案対象」は最近のNHKの日曜美術館の再放送を見て初めて知りました。
今日は台風が九州を駆け抜けてゆきましたね。広島で行われていた74回目の原爆の日の式典も雨の中で行われていました。テレビを見ながら戦争のことを思い、今年5月のゴールデンウィークに佐合島へ行ったことを更に思い出しました。あの時は佐合島のことを4回くらいで書くつもりでしたが、二回書いただけで結論まで書くことが出来ず心残りとなっていました。何故佐合島へ行ったのかと言う所まで触れていませんでしたので、今日そのことについて書いておきたいと思います。
佐合島は太平洋戦争の末期に戦死した画家「久保克彦」の生まれたところです。NHKの日曜美術館の再放送を2月頃偶然見て久保克彦の絵と彼のことを知りました。久保克彦のことはここで詳しくは書けませんが、彼が美大の卒業制作として画いた大作「図案対象」を初めてみて感動しました。その時の気持ちが彼の故郷の佐合島へ行ってみようとなったのです。彼が生まれ育った島、そして彼が無念の戦死により眠っている島が佐合島なのです。
佐合島 3.
空にはミサゴが舞っていました。
わたし
もうこの島に二度と来ることは無いかもしれません。
戦争の記憶は誰からも薄れてゆくことでしょうが、時には思い出さねばならないことがありますよね。
図案対象 久保克彦(1936年)