今日の柑橘
越冬完熟みかん
2月の初旬に収穫した早生みかんです。温州みかんというのは4~5百年前に鹿児島県の長島というところで生まれたと推定される柑橘です。日本ではみかんと言えばこの温州ミカンのことをさしますが温州ミカンの学名がSatsuma mandarinsということなので外国では温州ミカンのことをサツマと呼ぶことが多いようです。柑橘の故郷はインドの東北部アッサム地方と言われていますが、その一部は中国に伝わりいろんな品種に分化して日本にも伝わったと考えられています。そうして生まれたのが温州みかんです。温州ミカンは明治以降の100年余りで極早生から晩生種まで多くの系統に分かれてきました。中でもこの早生みかんと呼ばれる系統は早い時期から食べることができてなおかつ遅くまで木に成らせておくと更においしくなる性質があり、皮がむきやすく中袋は柔らかく種はなくて素晴らしい品質を持つ柑橘品種であることはいうべくもありません。このすぐれた柑橘品種の早生みかんを最もおいしく作り上げたのが越冬完熟みかんです。窮極のみかんと言ってもよいでしょう。ちなみにこのみかんの糖度は16度くらいあります。木に成らせてあったために酸もほどよくありバランスの良い美味しさを持っています。
先週の金曜日から土曜日に掛けて珍しく雪が降りました。家の周りには積もりませんでしたが山の方にはかなり積もったようです。普段の積雪なら一日ももたないところですが寒さのせいでしょうか4日経っても山にはまだ白いところが見えます。そして今朝は珍しく氷が張りました。北国の人にはまたバカにされるかもしれませんが氷の張った風景というのはこちらではなかなか見られないのです。今は蝶はいないし本当に撮るものがなくてつまんないものばかり写真にしています。そして今日の写真はシイタケです。
今日の音楽 (らんらんさんより)
John Cage: In a landscape (1948)
らんらんさん有難うございます。とてもきれいな音楽ですね。 前回の雪景色にふさわしい曲ということで選んでくださいましたが、ジョン ケージは音楽家であると同時にキノコ学者でもあるそうですので敢えてここに載せさせていただきます。勝手にすみません。ピアノ曲というのはどんな曲も耳で聴くというより心に直接響くような気がします。ケージの4′33″は聴いている人に耳からでなくて心に直接ピアノの音を伝えたかったのかもしれません。演奏者はピアノの鍵盤に触れませんが頭の中ではきっと引いていることでしょうね。
今朝の嵩山
ヒジキが沢山干してありました。時期ですね。そろそろワカメを取りに行きたいです。
この模様は風が作るのでしょうね。
我が家の椎茸
今年はまだ榾木の準備をしていません。本当は晩秋にクヌギが葉を落としたらすぐに伐採しておくと良いのですがみかんが忙しくて切る暇がありませんでした。我が家では2年に一度榾木を作ることにしているので今年は春までに準備をしておかねばなりません。
今日14日はこちらは雨が降っています。山の方は雪だったようで少しばかり積もっているのが見えます。俺的さんとこのブログへも見に行きましたがさすが雪国ですね。山の白さがこちらとはまったく違います。このごろは冬に北の方へ行ったことがないので久しく家の屋根からつららが下がっている光景なんて見たことがありません。野菜も雪や寒さから守るのは大変でしょうね。
私の住んでいる大島は寒さが厳しくはないのですが中途半端に寒くてみんな寒い寒いと言っています。早く3月が来ないかと待ち望んでいます。
放射冷却の日の朝は、常に氷が貼っています。小学校へ
行く児童はこの氷でひと遊びしてから登校して行きます。
可愛いですよ。