曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

越冬アサギマダラの幼虫 -2

2015年01月20日 | 日記

海の風景

ウミウが羽を乾かしています。

 


 昨日の続きです。12月の初めに蛹になったアサギマダラの幼虫がいますがあれからどうなっているのでしょう。もう一か月半を過ぎようとしていますが変化はありません。いまだに透き通った緑色をしているのでヤドリバエや寄生蜂にやられていることはないと思います。このまま3月まで羽化しないで冬を越すことができるのでしょうか。アサギマダラを冬の間に室内で飼育したことは何度もありますが温度が15℃から20℃くらいある部屋に置くと真冬でも羽化します。夏の蛹は蛹化から10日から2週間くらいで羽化します。このアサギマダラが蛹状態で野外の寒さに耐えることができるかということと、蛹状態で長期間生きられるのかということが興味深いです。カバマダラの飼育で見られるのが蛹状態のまま長期間過ごしたものは羽化するときに羽化不全になることが多いのです。このアサギマダラの場合も12月に蛹化したことは普通の状態ではないのではないかと思います。昨日紹介した終齢幼虫の場合も今蛹になると春までの期間羽化することはないと思いますが正常な成虫になれるかどうか心配なところがあります。過去の観察記録では今の時期ですと2齢か3齢の状態が一番良いのではないかと思っています。

もう一つ面白いのは、1月のなって卵が孵化した特別遅い幼虫のことです。1月4日に大島東部の地家室で卵から生まれたばかりのとても小さい幼虫を2匹見つけました。この2匹は是非春まで続けて観察したいと思っています。4日に撮った写真と18日に撮った写真を見比べるとその間の2週間でほんの少しだけ餌を食べています。身体の大きさはほとんど変わらず黒と黄色の模様もまだ見られません。この2週間では成長はほとんど見られないようです。でもこの小さい幼虫の方は冬を越すのに多分心配ないと思います。小さい幼虫の方が寒さに強いようです。成虫になるのは5月の下旬くらいになるかもしれませんが春になれば遅れが取り戻せると思います。この幼虫のいる地家室は我が家から遠いので毎日見に行くことはできませんが見失わないよう注意して観察を続けたいです。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

 中島美嘉 『雪の華』

再生回数460万回とはすごいですね。きっと人気のある歌なのでしょう。私たちの年代には最近の歌手の人のことはよくわからないのです。私たちのというとどこかで叱られそうですから私はと言い換えるべきでしょう。でもこの歌はどこかで聞いたことがあります。曲全体は覚えていませんがサビの部分は聴き覚えがありました。今度カラオケで歌ってみましょう。ありがとうございました。


12月初めに蛹になったアサギマダラ

 

早く変化があるとおもしろいのですがしばらくは無理でしょうね。

 


越冬幼虫の中で最も小さい幼虫2匹

幼虫A

幼虫B

1月4日には、上の幼虫Aはまだ卵の殻を食べていました。下の幼虫Bは卵の殻は食べ終わりキジョランに傷をつけ始めた所です。

 

幼虫A

幼虫B

上の幼虫Aと下の幼虫Bとは同じようにキジョランに穴をあけていますがBの方が少し進んでいるようです。1月4日から2週間で体長が1~2mmくらい伸びたでしょうか。独特の模様はまだ見えません。次に観察に行くのは1月の末になると思いますが2齢になっているでしょうか。

 


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1 コメント

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今日の音楽 (らんらん)
2015-01-21 19:00:18
中島美嘉 『雪の華』

https://www.youtube.com/watch?v=mF5Qq2YheTg
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