曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

越冬アサギマダラの幼虫 -3

2015年01月21日 | 日記

海の風景

大きなクレーンですね。我が家の窓から見ると竜崎の山の上にクレーンの上部だけがのぞいていて台船の部分は見えません。ゴジラが海から上がってくるとこんな風かなと思って眺めました。ゴジラの映画は私が小学生だった頃のことです。コワカッタですねー。

 


 アサギマダラの越冬幼虫についての報告三日目です。今年丁寧に観察するといろんな発育ステージの幼虫がいることが分かって面白いところです。昨年までは全く自然状態のままで観ていたので1月から2月3月と月日が経つにつれて幼虫の数が減って行くのを自然の成り行きとして眺めていました。毎年中心として観察しているレモン畑の側に植えてあるキジョランでは昨年は1月2日に27匹いた幼虫が3月の末には6匹になりました。3月の末に終齢幼虫3匹を自宅のキジョランに移して成虫になるのを待ちましたがそのうち2匹は蛹になったのちヤドリバエに感染していて死にました。順調に成虫になったのは1匹のみです。畑のキジョランに残した3匹は2匹を終齢で見失い1匹のみキジョランで蛹になったのを確認しました。しかしその蛹もヤドリバエで死にました。姿を消した終齢幼虫はどこか近くの木の枝で蛹になったと思われますがヤドリバエの感染率が高いことから無事に成虫になれたかどうかわかりません。昨年の場合のように自然に任せると越冬した成虫の残存率は非常に低かったことが分かります。今年は防鳥ネットで鳥の食害を防いでいますから春までの幼虫残存は多いと予測しています。多く残った幼虫のうち何割がヤドリバエにやられるか今年は確かめたいと思っています。

一月になって12月より気温が下がっていますが、幼虫の食事と気温の関係を今年は見ています。よほど気温の低い日を除いて冬でもどの大きさの幼虫も餌を食べることはやめないようです。幸いなことに近所に住んでいる友人が本格的な気象観測をしているのでそこからいただいたデータで正確な毎日の気温の変化を知ることができます。私の住んでいる所で正月から20日までの気温データを見ると最低気温で氷点下になった日は数日しかありません。最高気温は13℃になった日もありますがおおむね10℃前後のようです。最高が6℃くらいしか上がらず寒い日もありました。1月の観察から幼虫がえさを食べるのは気温が10℃に達した時のようです。詳しいデータはここで紹介できませんが餌を食べている写真を見てください。

 


今日の音楽 (らんらん)

 

Shenandoah - Peter Hollens (A cappella)

ピーター ホレンズさんいいですねー。確かにこんな風に歌えたらどんなに楽しいか。

彼のフェイスブックにアクセスしてみてください。面白いですよ。


1月中旬までのアサギマダラ幼虫の様子

 日付順に並べてあります。

ピンクの目印のつけてある所に19日に前蛹になった幼虫がいます。比較的低い位置で蛹になろうとしているので助かります。

冬でもキジョランの花は咲いています。

脱皮して3齢になった幼虫 

6日にはどの幼虫もよく餌を食べていました。

この上と下の幼虫は家の庭のキジョランにいる幼虫で4齢です。大きいのでよく餌を食べます。

下の幼虫はこの何日か餌を食べないでじっとしています。脱皮の時期が来ているのでしょう。

 

ここから下の写真は地家室というところのキジョランにいる幼虫で密度が高いです。大きさは様々なので大きさを比較するため私の親指が少し写るように撮りました。 

ここのキジョランでは、幼虫は初齢から4齢までばらばらにいますが終齢の幼虫と蛹はいません。キジョランの大きさに比べて幼虫の数が多いので同一の葉に複数の幼虫が並んでいる葉があります。しかし好んで集まっているとは思えません。偶然というかたまたま一緒になった様子で、ギフチョウのような集団をつくる性質はないと思います。

 

 

この蛹は無事に成虫になれますでしょうか。

今回のアサギマダラ報告はこれまでです。次回は2月の初めごろの様子をお伝えします。 

 

 

 


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1 コメント

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今日の音楽 (らんらん)
2015-01-22 11:47:52
Shenandoah - Peter Hollens

https://www.youtube.com/watch?v=0NmKp5A8i3M

こんなふうに歌えたら、どんなに気持ちが良いでしょう!
「最近の歌手」かどうかは分かりません^^♪

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