曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

春分の日は雨

2011年03月21日 | 日記

今日の花

 

 


 今日は春分の日です。曜日のない年中無休の私もお盆・正月と春分の日・秋分の日くらいはお休みします。朝からずっと小雨が降っていて左手に傘・右手にカメラの格好で家の周りを一回りしました。
新しく出来たばかりの水たまりにはカエルが卵を生み、ポピーや雨で倒れたスイセンの葉にきらきらと水玉が光っていました。春の一こまですがなんだか生命力と希望に満ちているように感じました。

 
カエルの卵

水は全ての命を育むものです。

 


周防大島高校 吹奏楽部の定期演奏会 (東日本大震災チャリティーコンサート)

私たちの合唱グループ「コール橘」はこの度、友情出演の案内を受けて定期演奏会の中で歌わせていただくことになりました。

開演前のリハーサル風景

 

 

本番のスタートです。


皆さん真剣に日ごろの練習の成果を発表しました。


マウンテンマウスのお二人も友情出演されました。

 

フィナーレは昨年の暮れに亡くなられた大島出身の作詞家星野哲郎先生を偲んで出演者・観客 全員による「365歩のマーチ」の演奏でした。また、大震災被災者の方々への応援・励ましの気持ちを込めて会場の全員が大きな声で一生懸命歌いました。

 


アサギマダラの越冬

2011年03月20日 | 日記

今日の花

ミモザ

春の花の中でも大好きな花です。枝は柔らかく春のやさしい風にもそよぎます。拡大してみると花火のようですね。


 だいぶ暖かくなったのでアサギマダラの幼虫がどうなっているか気になっていました。午前中は雨も大したことなかったので山へ観察に行ってきました。

アサギマダラの幼虫

ほとんどの幼虫が2齢のままです。でも暖かくなったせいかキジョランの葉を食べていました。この生育のペースだとやはり羽化して出てくるのは5月になってからでしょう。

 


家の中で飼っているアサギマダラの蛹(今年の1月15日に蛹化しました)

羽の葉脈が見えてきました。このまま行くと羽化は早いかもしれません。夜になって撮ったので暗くてごめんなさい。


昨年の秋から部屋の中で飼っているアオスジアゲハの蛹

自然界では5月になってから現れる蝶ですが、家の中では何時羽化するか楽しみです。

なかなかきれいでしょう。


クロマダラソテツシジミの蛹

しばらく前まではもっと明るい色の茶色だったのですが、今日見ると黒くなっていました。死んでしまったのでしょうか。春はもうすぐそこまで来ているのにもう少しの間頑張ってほしいと思います。

 


池の水温も上がって来たのでしょう 沢山の鮒が水面に浮いていました。

 

今日地震から10日目に80歳のおばあさんと16歳のお孫さんが壊れた家から救い出されました。よかったですね。


初めてのモンシロチョウ

2011年03月19日 | 日記

今日の花


オオバヤシャブシの雄花  雌花が先っちょに少しのぞいています。

 

 

 


 昨日までの寒さも和らぎ今日はきっと蝶も飛ぶだろうと期待していました。近所の畑にやはりいました。今年初めてのモンシロチョウです。

モンシロチョウ


一頭から二頭に増えてラッキーと思っているうちにだんだん遠ざかって行きました。


白蝶にバックが青空ならよかったのですがあいにくの曇り空

長いこと待ってようやく止まってくれた所は伏せられたポリペールの底です。何でもいいから花に止まってほしかったですね。これから本格的な春になれば厭と言うほどたくさん出てくる蝶です。これがらゆっくり撮らせてもらいましょう。

 


 午後には風邪具合も良くなったので一時間ほど山へ行ってみました。嵩山には山頂に近い所に遊歩道があります。自然林の中を歩くのはとても気晴らしになります。


東安下庄


西安下庄

山道

森の営みを見てきました。

 


飛行機雲

2011年03月18日 | 日記

今日の花

ハナニラは一面にたくさん生えているのもきれいですが草むらで一輪だけ見つけるとまた嬉しいものです。

 


 この数日の寒さと気の緩みのせいか風邪気味で頭痛に鼻づまり軽い咳で元気がありません。でも、午後には気温が少し上がって来て春が戻って来ました。

 

飛行機雲が次から次と現れ空に誰かがいたずら書きをしているようでした。

 

ついでに今夜の空

 


南津海を食べるヒヨドリ

 


この頃は飛ぶものが見えるとすぐに反応するよう条件反射が出来ています。近づいてみると蝶ではなく蛾でした。

 


農産物等販売促進セミナー

2011年03月17日 | 日記

今日の花


ヒヤシンス

庭の片隅で何年も咲き続けている球根


コブシ

今年はヒヨドリが多いので花は丸坊主になるかと思っていたら今のところきれいに咲いています。この花って私は食べたことはないけど美味しいのですかね。


 山口市で午後からお勉強会がありました。現代のような複雑な市場社会では一次産業の私たちは農産物を生産するだけでは2次産業・3次産業の方たちに中間マージンとして販売益のほとんどを取られてしまい、農家の取り分は非常に少なくなっています。また、流通が複雑になればなるほど消費者の皆さんも値段の高い・顔の見えない訳の分からないものを買わされているわけですから消費者も私たち同様弱者の立場にいるわけです。そのような欠点を避けるための流通として最近は生産者の直販と言う形が広まり始めています。更に進んで農家が農産物の生産だけでなく加工品の製造や販売も手がける6次産業といわれる形も生まれています。そんなことを勉強する研修会でした。

山本柑橘園においても生果の販売だけでなく加工品の分野にもおいしいものを作って提供したいと考えています。

 


人っ子一人いない「屋代ダム公園」

2011年03月16日 | 日記

今日の花


遠くから見るとレンギョウの花かと思いましたが近寄ってみると違いました。

 

これも何の花でしょう。上の花も分かりません。

 


 昨日所用で柳井に出かけた帰りに暖かい春の陽気に誘われて屋代ダムに寄ってみました。最近雨が少ないせいか水位がすごく下がっていたので水辺まで降りてみたのですが、人っ子一人いない公園で唯一動いていた生き物は2羽のガチョウでした。宇部の常盤公園のような賑わいはありません。私の姿を見ると大きな体をゆすりながらよたよたと私の方へ寄って来ました。この時期人が珍しいのかそれとも何かくれると期待したのか私の側までやって来ましたが、私が何も持ってなさそうなのでがっかりしたみたいでした。

屋代ダム公園

 

春の息吹

枝垂れ柳がもう柔らかな黄緑色の芽を吹いていました。春ですね。

 

公園内のスイセンが満開

 

梅の花も満開

 

廃墟

10数年前に子供を連れてここへ来た時にはピッコロランドと言う小さな動物公園がありました。

 

ガルテンヴィラ大島

小高い所に農園付き貸別荘があります。幸いにもここは満室だそうです。

 

静寂

日本中あんなに大騒ぎをしているのに、ここはまったくの静寂と無風の世界です。

同じ人の作った施設ながらここは社会に対し大した恩恵を与えることも無いけれど害も無く、自然が静かに息づいています。

1時間余り公園内を歩きましたがついに人に合うことはありませんでした。

 


初めてのルリシジミ

2011年03月15日 | 日記

今日の花


やさしい色の紅梅


染井吉野の蕾    開花まであと何日でしょう


これはまた色鮮やかな紅梅です

 


 一日中曇り空でしたが暖かい一日でした。午前11時ごろみかん畑の中で青い小さな蝶が飛ぶのが見えました。追っかけましたが一度は見失いました。今のはきっとルリシジミ。車にカメラを撮りに行って再度探しました。最初見かけた所よりずいぶん離れたところでようやく見つけました。まだ生まれたばかりでしょうきれいな♂でした。飛翔写真を撮ろうと蝶には気の毒ですがずいぶん追い回しました。

ルリシジミ ♂

 

 

ルリシジミの飛翔写真


飛んでいる所にしてはよく撮れています。


ツクシの大きさと比べてみてください。


光線の加減でブルーが一層引き立ちます。


正面からの構図はなかなか難しい。


飛び去る所。


ブルーが透けて見えます。

 この時期には止まった状態で羽を開くことはあまりないのできれいなブルーの翅の表側を撮ろうとすると飛んでいる時しかありません。非常に素早く飛び回るのでピントをシャープに合わせることはとても難しいのです。ブルーの羽を上から見ると少し透けて見えることが分かりました。昨年の秋最後の蝶はヤクシマルリシジミでしたが、このルリシジミは春一番早く出てくる蝶なのです。ルリシジミとヤクシマルリシジミの見分け方を写真でお見せしましょう。

 

ルリシジミは小さいほうの翅(後翅)の下の方に斜めに2個の黒い斑点があります。


ヤクシマルリシジミは後翅の下の方にある黒い斑点がくっついて一つになっています。

 


東京電力や関連の会社の技術者たちは危険を覚悟で原子炉の近くまでいって必死の調整作業をやっていることと思います。後に影響が残るほどの放射線被ばくをしなければよいのですが、気にかかります。戦争もそうですが最前線で働く人たちはどうしても背後の人たちの犠牲になりがちです。

 


弥生も半ば

2011年03月14日 | 日記

今日の花

サンシュユ

スギの雄花      この頃は嫌われ者

名前が分かりません     みかん畑の何でもない雑草

牡丹      もうすぐ

まだまだ 薄寒桜     枝は若葉に

辛夷       一つ咲いたのは数日前 またたく間にこんなに

椿


挫けるな !  日本

ナナホシテントウ

東北地方へも早く春が来るといいですね。


モンキチョウ

2011年03月13日 | 日記

 原子力発電の安全性がこんなに簡単に崩れるとは、やはり人のやることに絶対はないことを改めて感じています。東北地方の東海岸は津波の常襲地帯でありながら十分な備えがあったであろうか、町も原発も安全より経済性が優先されてきたのではないか。私の住む町でも海を隔てた真前20kmの所に伊方原発があり、西側15km の距離の上関 長島には現在中国電力の原発が建設されようとしています。何処までも際限なく豊かな生活をみんなが求めるかぎりエネルギー源はいくらあっても足りないと思います。この狭い日本に危険性の高い原発をいっぱい作って本当に幸せになれるのでしょうか。私もエネルギーの無駄遣いを止め衣食住の安全についてもっと意欲的にならねばと感じています。福島原発の事故がこれ以上大きくならないことを願います。


 

今日の花

ソラマメの花

大島の郷土料理にソラマメの茶がゆがあります。子供のころからこれが好きでした。


 午後から暖かくなり気温は16度にもなったようです。モンキチョウ・キタキチョウ・ルリタテハなどが飛んでいました。小さな蛾も飛び回っていました。

モンキチョウ

 

キタキチョウ

 

蛾(名前は分かりません)

 

ピンボケばかりですがこんな蝶たちがいました。

 

 


ハイタカが防鳥ネットの中に

2011年03月12日 | 日記

 地震被災地の方々には心よりお見舞い申し上げます。何かお手伝いが出来ればと思いますがあまりにも遠距離であることに歯がゆさを感じています。一日も早く復旧され元の生活に戻られんことを祈っています。

 

今日の花

ミモザ

 今年は開花が少し遅れていますが、この花も春を呼ぶ花として大好きです。   5・7・5


  一昨日の晩、知り合いから「お宅のみかん畑の防鳥ネットのなかに鷹が入っています。」と知らせがありました。以前鳶(トビ)がネットに入ったことはあるのですが鷹はよく見たことも無いので、昨日の朝すぐにその畑に行ってみました。ネットの外から鷹をおどかさないようにそっと近づいてみました。確かにみかんの樹に鷹がとまっているのです。まず外から写真を撮ってどうしたものかと考えましたが中へ入ってみました。しかしどこから入ったのかネットに破れたところは見つからず、きっとヒヨドリを追って入ったものかもしれませんが出口が分からなくなったのだと思います。出ようとして何度もネットに突き当たったらしく胸の羽が毛羽立ったようになっているのが分かりました。

今日図鑑で調べたのですが鷹の仲間は沢山いて分かりにくかったのですが、たぶん「ハイタカ」ではないかと思います。鳥に詳しい方でハイタカが間違っていたら正しい名前を教えてください。

ハイタカ

 

 

ここからは私が防鳥ネットの中に入って撮った写真です。何日もネットの中にいて弱っているのか私が近寄ってもすぐに飛び立とうとはしません。ラッキーとばかりに鷹を逃がす前に十分な写真を撮ろうと思いいろんな角度から撮らせてもらいました。こんなに近くから鷹を撮ることはめったにないことと思います。

 ずいぶん沢山の写真を撮ったので、外へ出してやろうとネットの一部をまくりあげてそちらへ追うのですが出口が下の方だからなのかなかなか上手く出て行きません。あまり強引に追いすぎると鷹を傷つけたり弱らせてしまうので最後の手段としてゆっくり隅っこへ追いつめて地面に落ちた所をそっと後ろから両手で捕まえました。以前に何度もカラスを素手で捕まえたことがあるので要領は分かっています。暴れさせないよう咬みつかれないよう両手でしっかりとかつ柔らかく持って網の外へ出て空に向かって放ちました。まだ飛ぶ力は十分にあったようで一目散に飛び去って行きました。