曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

ムラサキシジミとモンシロチョウ

2011年11月12日 | 日記

今日の花

井上陽水の歌に夏が過ぎ 風アザミ ・・・・・ という歌詞がありますがそれに対してアザミは春の花で季節的におかしいと言っている人がいました。たしかに多くのアザミは5月ごろ咲きますが蝶を追って山の中を歩いていますと9月ごろから秋のアザミがちらほらと咲いています。そしてアサギマダラの雌がよくこの花にやって来ます。

今日の収穫

手前が高系14号で後ろが安納芋です。一緒に植えたのですが高系14号の方が出来がよいです。

 


 昨日は2011年11月11日11時11分11秒という時刻があったそうです。みなさんはその時何をしていましたか ? 「別に何にも」という答えが返ってきそうです。私もいつも通りみかん園で仕事をしていました。これは単なる数字を並べたお遊びですからあまり意味はありませんね。


今日は天気も良くて暖かい日だったので野外の蝶を撮ってみました。ほとんど毎日来ているアサギマダラはなぜか今日は見かけませんでした。この時期になるとアゲハの仲間が姿を消してしまうので小型のシジミチョウなどが目立つようになります。今日はムラサキシジミを狙ってみました。

 


 

ムラサキシジミ

 

 

ムラサキシジミは樫の木の周りでよく見つけられます。びっくりすると高い梢の上の方に逃げてしまいますので写真を撮る時にはそっと近づきましょう。どのように飛ぶか予測のつきにくい蝶なので飛翔写真はなかなか撮りづらい蝶です。

 

 


ムラサキシジミに近い仲間にムラサキツバメやルーミスシジミがいます。ことしはムラサキシジミは大変多いのですがムラサキツバメはほとんど姿を見ません。

 

 


 

モンシロチョウ

家の周りにあるトウワタの花にモンシロチョウが来ていました。

 

 


 

キタキチョウ♀

晩秋というか初冬というか最も遅い時期までこの蝶は見られます。成虫越冬するので真冬でも暖かい日には出てきて飛んでいることがあります。

秋になるとセンダングサの花に良くとまります。センダングサは種がズボンなどにいっぱいくっついていやな植物ですがどの蝶も蜜がよく出るのでしょう好んで集まります。

 


 

その他の蝶

ベニシジミ

 

ヤマトシジミ

 

ウラギンシジミ♀

 

 


 

以前ヤマカガシを撮った所にまたカエルがいました。

見事な保護色です。キジョランの葉に乗っていました。丸い穴はアサギマダラの幼虫が食べた痕です。

 


山のアサギマダラ

2011年11月11日 | 日記

11月8日

きのこ

 


 最近紹介している飼育のアサギマダラでなく、山で自然に育っているアサギマダラの幼虫を観察に行ってきました。

たくさん見つかりましたが初齢の幼虫が大半でした。このまま越冬に入るのでしょうか。

 


山のアサギマダラ

 

 


山で見たアサギマダラ

山のアサギマダラは雄でした。

 


当日庭にやって来たアサギマダラ

 

その他の蝶

 


飼育のアサギマダラ

この2匹は山から連れ帰ったものですがなぜかいつも一緒にいます。山にいた時も、こうやって休む時も、餌の葉を食べるのも同じ1枚の葉を一緒に食べていました。気の合う仲っていうのがこの虫たちにもあるのでしょうか? 

 

 

 

 

 

 


秋の空

2011年11月07日 | 日記

今日の花

 

ノジギクにムラサキシジミがいました

 

 


 

 今日の空の色は珍しく青く澄んでいてその上に箒ではいたような白い雲が浮かび「秋だなあと」しみじみと感じました。

一昨日山から連れ帰ったアサギマダラの終齢幼虫はすぐに前蛹になり、晩に帰ってみるときれいな蛹になっていました。こうなるともう餌は要らないし一安心です。

今日も朝は早くからアサギマダラが2頭来ていました。

 

 


 

秋の空と飛行機雲

 

 

 


 

アサギマダラ情報

 

一枚の葉に7匹の初齢幼虫がいました。

朝見ると前蛹になっていました。

今日の夕方なったばかりの蛹

10月31日に蛹化した蛹

 

今朝我が家の庭に来たアサギマダラ  2頭

 

 

 


昨日に引き続きアサギマダラ

2011年11月06日 | 日記

今日の花

道端のよその庭で咲いていましたがなんという花でしょう。ウラナミシジミがいました。

 

 


 

夕方になり雨が上がりました。安下庄湾です

 今日も昨日に続き朝から降ったりやんだりの天気でしたが11月のこの時期にしては異常に暖かくアサギマダラが庭に3・4頭来ていました。それから山の大きいアサギマダラの幼虫は餌が不足しそうなところはみんな移しました。10日ばかり前、1・2齢のころは20匹くらいいたのが終齢になったのは6匹でした。私が手を貸さなかったら無事に蝶になるのは1~2匹かも知りません。

庭のアサギマダラをよく観察したらすごくきれいな個体と翅が少し破れた個体がいることが分かりました。まだ北国からの南下の旅は続いているものと思われます。今年はもうマーキングはやめました。

 

 


 

山のアサギマダラ幼虫

昨日並んで食べていた3匹のアサギマダラは今日になってもみんなしつこく同じ葉を食べていました。

もう食べるところがほとんどないのでみんな移転しました。

 

新しいキジョランに移しました。

 

 


 

庭のアサギマダラ

この個体は翅がだいぶ傷んでいます。ずいぶん遠くから来たのでしょうか。

向こうのサンショウの枝にアゲハチョウの幼虫がいます。見えますか

これはとってもきれいな個体です。字を書いて汚すのは惜しいですよね。

 

 


 

先日ヤマカガシがいた所に別のカエルと沢ガニがいました。ここは蛇(マムシ・ヤマカガシなどなど)はいるし夜になるとイノシシが出て沢をひっくり返すし、このような小動物には危険がいっぱいです。

 

 

 

家の前の道路を雨が降るからでしょうかここでも沢ガニが歩いていたので水路に帰してあげました。

 

 


アサギマダラの幼虫が大変なことに

2011年11月05日 | 日記

崖の植物

 

 

 


 

海に面したみかん畑

 

 


 今日は朝から雨が降っていましたがそれでもまだアサギマダラが庭にやって来てフジバカマから吸蜜していました。アサギマダラの渡りは大方終わったのではないかと思うのですが近所の山で羽化したばかりのきれいなアサギマダラがぼつぼつやって来るのではないかと思います。みかん畑の近くにあるアサギマダラの繁殖地のことが気になったので雨が少し降っていましたが見に行ってきました。しばらく行かなかった間に大変なことになっていました。私の植えた小さなキジョランはどの株も丸坊主になりかかっていました。先に生まれた幼虫たちはほとんどが終齢になっていて餌が足りないかもしれないのです。その上後で産み付けられた10個余りの卵はみんな孵化していました。この卵がうみつけられたキジョランはとても小さな株で葉が4枚しかないのです。1匹のアサギマダラの幼虫が育つにも足りないかもしれない量です。終齢の5匹は何とかなるにしても孵化したばかりの10匹は何処かへ移さないと飢え死にしてしまいます。取りあえず終齢の1匹だけ家に連れて帰りました。

 

 

 


 

山のアサギマダラの幼虫

餌が少ないからなのか一枚の葉を3匹で並んで食べていました。こんな光景は初めて見ました。

 

最初の写真の左側の幼虫を家に連れ帰りました。

 

キジョランに産み付けられた卵が孵化

この小さなキジョランの苗は今年の春私が植えたものですがこの木の葉裏にはなんと12個の卵がうみつけられました。1匹のアサギマダラの幼虫が成長するためには4枚くらいの葉が必要です。この小さな木では12匹はどうしても育ちませんので早いうちに他のキジョランに移さなければなりません。

この葉には5個の卵が産み付けられていましたが全部無事に孵化したようです。

蟻が来ていますがこの幼虫は大丈夫でしょうか。

 

11月1日に撮った卵の写真

産んだばかりの卵と孵化が近い卵がありました。

 

11月1日に蛹化したばかりのアサギマダラの蛹

下の写真は次の日の撮影

 

 


 

ここ数日庭へやって来たアサギマダラ

11月1日に来たアサギマダラ

 

11月2日  一つはマーキングして放つ。 2頭  (写真なし)

 

11月3日  すごく大きいアサギマダラが来た。 1頭  (写真なし)

 

11月4日  1頭だけ。

 

11月5日  雨が降ってもやって来た。  1頭

1日や4日に来た蝶と5日の蝶は異なる。どのアサギマダラも破れがなくて羽化したてのようです。

このあたりの山では今頃から11月一杯まで次々とアサギマダラが羽化するはずです。それより遅れた幼虫は幼虫のまま越冬することになります。

 

 


モンシロチョウの舞い

2011年11月04日 | 日記

今日のみかん畑

このみかん畑は極早生種のみかんで今日で全ての実を収穫し終わりました。極早生種はオレンジ色に着色したものから順に収穫してゆきます。晩生種のように全ての実が着色した状態で一度に収穫する品種のようにオレンジ色の実がたわわに生った光景は見られません。11月になって美味しくなったのかこの数日イノシシの食べるのがひどくなりました。

 

 


 

11月4日

 

 家の周りをカメラを抱えて何か獲物はいないかと歩いていると、上空を3頭のモンシロチョウがもつれ合いながら飛んでいるのが見えました。2頭でもつれ合って飛ぶのはよく見る光景ですが3頭は珍しいのでカメラで追ってみました。このような場合はほとんど1頭があきらめて戦線離脱をするものですが数分間私の視界から消えるまでこの3頭はもつれ合っていました。先頭になっているのがメスで後ろを追う2頭がオスだと思います。

数日前我が家でクロコノマチョウが羽化して飛び立って行きましたが最近は山際でこの蝶をよく見かけます。すぐに林の中へ逃げ込みますが追っかけて写真を撮ってみました。何処へとまるかよく目で追って行かないと少しでも見失ったら探すのが大変です。地面にでも止まったら落ち葉とまったく見分けがつきません。

今日もまだアサギマダラが1頭庭のフジバカマにやって来ました。かなり大きくてとてもきれいな個体だったのでマーキングはやめました。昨日は2頭で、一昨日は1頭でした。

 

 


 

モンシロチョウの舞い

どれくらい上空を飛んでいるか見て下さい。拡大しないままでの写真ではこのくらいです。

 

お隣の方へ飛んでゆきましたが前の写真と見比べて何処を飛んでいるか見て下さい。

近くへ戻って来ないかと待ちましたが遠ざかるばかりで二軒向こうの屋根のかなたへ3頭とも消えてゆきました。

 

 


11月3日

 文化の日には町の文化センターで文化芸能祭が毎年開かれます。私たちのコーラスグループも普段の活動を町のみんなに披露するためにいつものように出演しました。今年は都合が悪くて参加できない会員がたくさんいて出演したのは20名でした。写真だけで私たちの美しいハーモニーをお聞かせできないのが残念です。(「聞かない方がいいんじゃないの」という意見もありますが。) 私も一生懸命やっているのに一向にうまくならないのですがなぜでしょうね???

 

 


 

 

 

 

 

本番前の練習風景

 

 

 


我が家の猫たち

 

食欲の秋   よく食べます。

 

 


11月になりました。晩秋の蝶

2011年11月01日 | 日記

今日の花

秋桜

 

 

 

 

 


 今日から11月です。晩秋とは言え暖かいですね。天気予報では夏日のところもあるでしょうと言っていました。温暖化で秋が少なくなって暑い暑いと言っていたら一気に冬がやって来るのが最近の傾向のような気がします。今日なんか半袖でもおかしくないのに桜も咲いていました。

秋の様々な蝶をお楽しみください。撮影できませんでしたがなんとナミアゲハが飛んでいました。ナミアゲハはとっくに姿を消しているはずの蝶です。

 


昨日羽化した飼育のクロコノマチョウ

 

クロコノマチョウは他の蝶と違ってなかなか手に乗りません。今回初めて指につかまらせることができました。

 

クロコノマチョウは翅を開いて止まることはほとんどありません。開いた所を撮るのは一瞬です。

 

 


 

本日の蝶

 

ウラナミシジミ

 

アカタテハ

 

ツマグロヒョウモン ♀

 

ツマグロヒョウモン ♂

 

ヒメアカタテハやアカタテハ、時にはキタテハもフジバカマにやって来ます。

 

ムラサキシジミは集団でかたまって越冬します。今頃は沢山見られます。

 

テングチョウ 今年は大変多かったようです。

 

キタキチョウは成虫で越冬します。したがって秋遅くまで飛んでいるのが見られます。

 

珍しくモンシロチョウがフジバカマを訪れていました。

 

濡れ縁の上を飛ぶアサギマダラ。今日訪れたのはこの1頭だけでした。

 

 

 

先日アサギマダラの卵が孵化する所を紹介しましたが、あの小さな幼虫が成長して昨夜蛹になりました。もう10日から2週間でアサギマダラの成虫になります。渡りをしている仲間達には少し遅れを撮りますがこのアサギマダラは生まれたらすぐ南の国を目指すことと思います。

 

 

 


 

爬虫類と両生類

ここは嫌いな人は見ないでください。でもめったに見られない光景ですから是非見て下さい。

 

 

ヤマカガシがカエルを飲み込もうとしています。ヤマガカシは一応毒蛇ですからよく覚えておいてください。