曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

コサギを見ました

2017年11月08日 | 日記

今日も柿

西条柿 以前若いころは柿が好きではなかったのですが、歳とって嗜好が変わったのでしょうか柿をよく食べるようになりました。

 


 昨夜から降り続いた雨も10時頃には上がりました。今日は蝶のえさとなるガガイモを探しに行くことになっています。植物にとても詳しい友達に連絡して彼の知っているガガイモの繁殖場所を教えていただく手筈です。川のそばの待ち合わせ場所で待っていると突然白い大きな鳥が目の前を飛んでゆきました。手にカメラを持っていたのでとりあえず写真に撮っておきました。先日ダイサギのことを書きましたが見ただけではサギの種類を見分けることはできません。ダイサギよりは小さいのは分かりましたがいまのは何の鳥だったのだろうと思っているところへ、待ち合わせの彼がやって来たので鳥のことはそれでお終いでした。彼の案内でガガイモの生えていそうなところを探しましたが、結局見つかりませんでした。ガガイモなんていらない時には結構どこにでもあるものなのですが、必要に迫られて探すとなるとなかなか見つからないものです。

写真に撮った白いサギはコサギでした。普通皆さんは白いサギのことを白鷺と言いますよね。私もそのように思っていたのですが、調べていると白鷺という名前の鳥はいないと書いてあります。確かに白いサギの品種名を見るとダイサギ・チュウサギ・コサギととても簡単な名前がつけてありました。今後はそれぞれの特徴を覚えておけば白いサギを見たときに、あれはダイサギ、これはコサギと名前で呼ぶことができると思います。まだ、チュウサギというものを見たことがないのですがダイサギでもコサギでもない白いサギがいたらそれはきっとチュウサギと言うことになりますね。その他の鷺ではアオサギとゴイサギは見分けがつきます。コサギの特徴は足と嘴が黒くて足の先が黄色です。ダイサギやチュウサギより小ぶりです。

 


コサギ

 

 

 

鳥の写真を専門に狙う方はかなり大型の望遠レンズを使っていますが、納得できます。私のように蝶の写真を撮る場合には望遠レンズはあまり使いません。蝶に接近することができるからです。鳥の場合カメラを持って近づくことは絶対にできませんからね。

 

 


長閑な秋の一日

2017年11月07日 | 日記

今日の実

洋種ヤマゴボウの実です。 毒のある実ですから食べてはいけません。ブルーベリーの実によく似ていますので小さな子供のいるお家では注意が必要です。

 

西条柿の熟柿  糖度30度の超甘い果物です。

 


 しばらく続いたよい天気も明日にはまた崩れるようです。ここのところよい天気が続いたので仕事も趣味もはかどりました。一日が順調に進むと心も穏やかになります。午後には娘と二人でクサギの実を集めに行きました。クサギの実は青色の染料になります。青色の染料には藍がありますが藍とクサギの実は微妙に色が違うそうです。クサギなんてどこにでもありそうですが、いざ探すとなるとなかなか無いもので県道沿いに20キロくらい車で走りましたが取れた実は400グラムほどしかありませんでした。そのついでに取って来たのが洋種ヤマゴボウの実です。農作業中に衣類や手にこの草の実が付くと赤い色に染まりなかなか落ちにくいのです。染料として使えるのではないかと思うのですが、どうでしょう。

スジグロカバマダラの幼虫が一度目の脱皮をし始めました。2齢になったわけです。アサギマダラの幼虫は昨夜脱皮して4齢になり食欲も旺盛です。

秋も深まり、柿の実がおいしいですね。特に西条柿の熟柿は最高です。お店に出せないのが残念です。

こんな風にして今日も長閑な一日でした。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

Buena Vista Social Club - Candela



スジグロカバマダラの脱皮


2齢になりました。


まだ初齢のものもいます


 

アサギマダラは4齢になりました。

この成長ペースだと12月には成虫になるかもしれません。

 


金色の海

クサギの実を採集している時の海の眺めです。

 

 


蝶たちの様子

2017年11月06日 | 日記

今日の花

ツバキの花に先駆けてサザンカの花があちこちで見られるようになりました。

 


 10月に飼育小屋で蝶の飼育を再開して以来、毎日餌の管理や様子を見るために朝から晩までの間に何度小屋へ足を運ぶかわかりません。みんな元気かな、何をしているかな、トラブルを起こしていないか、など心配が絶えまらん。以前は小屋の中に蜘蛛やカマキリ・ヤモリなどの天敵の侵入が度々あって大事な蝶を食べられたことが何度もあります。チョウだけではありません餌として準備していた植物にアブラムシやカメムシなどの害虫が付いて思わぬ被害を出したこともあります。これからさらに寒くなって来ると食草の準備が難しくなってきます。今日もスジグロカバマダラの食草となるガガイモを探しに行きました。ガガイモなんて夏場は草刈機で刈り飛ばすほどあるのにこんな時期に必要になると以外にないものです。飼育室のスジグロカバマダラは人の心配も知らず次々と卵を産んでいます。一昨日からスジグロカバマダラの卵が孵化を始めました。最初の内は食べる量が少ないので餌の心配もないのですが、成長が2齢・3齢と進んでくるとかなりの量のえさが必要になります。どれだけ育てられるか今から心配です。

アサギマダラについては自然に産卵した卵を必要な数だけ取って来て飼育しているので餌の心配はありません。ただアサギマダラについては来年の春まで飼わなければならないので長期戦です。

青虫、芋虫、毛虫の類は大嫌いという方も結構多いかと思います。すみませんが、今日の写真はご覧にならないでお帰りいただいた方がよいかもしれません。

 

 


スジグロカバマダラの様子

今夜8時ごろ飼育小屋に入ってみると幸せそうにこんな風に寝ていました。

イケマの葉に着いたたくさんの卵  「こんなにたくさんの卵を産んで誰が育てると思っているんだ。」と叫びたくなります。

一昨日孵化したスジグロカバマダラの初齢幼虫です。ガガイモの葉を食べています。

 


アサギマダラの幼虫

昨日の夜の様子  脱皮する前はしばらく食べずにじっとしています。

今朝無事に3度目の脱皮をしました。こうして脱皮した後には脱皮殻をすべて食べます。無駄をしないようにできていますね。

山のキジョランの様子を見てきました

孵化後3日目くらいです。

産みたての卵

孵化後2日目の幼虫

今日孵化したばかりの幼虫 自分の卵の殻を食べ終えたところです。

明日には孵化するでしょう。卵の中で幼虫の形になっています。

これも新鮮な卵です。11月になるとアサギマダラの姿を見ることは少なくなるのですがこうして新しい卵があるということはまだメスが来て産卵しているということです。

3齢幼虫がいました。10月の半ばに産まれたものでしょう。

 


秋の日は釣瓶落とし、と言われますが夏に比べると格段に日の落ちるのが早くなりました。そして日の沈む所がずっと南に寄っています。

 

今日の落日

まるで湖のように見えますが、瀬戸内海の安下庄湾です。


また フィンガーライム

2017年11月03日 | 日記

今日の花

今日は文化の日  町の文化センターでは恒例の分化の日に因んだ催しがあり、ホールには丹精込めて作られた菊の花が飾られていました。私も昔このような菊作りに凝ったことがあり懐かしく眺めました。このような菊作りはとても手のかかることで普通お年寄りのやることのように思われるかもしれませんが、私が菊作りにハマったのは小学5~6年生のころだったと思います。

 


 昨日みかんのことを話しましたが、最近私がフィンガーライムと言う珍しい柑橘を栽培していて、その実のことがすごく面白いので今日はご紹介いたします。

お料理に詳しい方か、柑橘の専門家の方でないとこのフィンガーライムのことはご存じないと思いますが、このフィンガーライムと言うのは柑橘の中でもフルーツとしてそのまま食べるものではなくて料理などに使う香酸柑橘の一つと考えてください。もともとオーストラリアに自生していた柑橘の一種ですが、そのままでは食べられないので、現地の人はジャムにしていたのだそうです。それを近年オーストラリアで料理に使うようになって話題になり、ヨーロッパでもアメリカでも一部のレストランで使われるようになって注目を浴びるようになりました。日本には4,5年前に輸入されて一部で話題になっていたようです。私がフィンガーライムについて知ったのはそのころで、3年前に苗を購入し植え付けをしました。昨年小さな木に花は着きましたが実を着けることはありませんでした。三年目の今年こそはと期待していたのですがようやく60個くらい実を着けました。私もフィンガーライムの実物を見るのは初めてのことですので、いつ収穫したらよいのかどのようにして食べたらよいのか全く分かりません。ネットで調べると、洋風料理などに加えたり魚介料理に使ったりと高級レストランなどで使われているらしく、私たちが普段食べる家庭料理にはまだ登場していないようです。まだ始まったばかりなので生産量は少なく、希少性の高い果物としてかなり高い値段で取引がされているらしいのですが生産者の強みで、いろいろな使い方を試しています。今日は私の朝食の時にトーストの上に載せて食べてみました。オーストラリアではジャムにしていたということですからパンにも合うかもしれないと思ったのです。フィンガーライムの実自身はかなり酸っぱいものですから少し甘いものと合わせる必要があります。甘いクリームの様なものがあればと考えましたが、そんなものはいつもあるわけではありませんので、トーストにバターを塗ってその上にフィンガーライムの粒粒を散らして更にお砂糖を少しパラパラとふって食べてみました。面白い味と食感でした。もうひとつは、トーストにチョコレートクリームを塗ってフィンガーライムの粒々を同じように載せて食べました。微妙な味ですが悪くはないと感じました。これからいろんな料理に合わせて使ってみたいと思っています。

 


フィンガーライム (ピンク種)

見た目には宝石のようにも見えます。きれいでしょう。

 

トーストにのせて食べました

チョコレートクリームの上に

 

バターとシュガーで

 

 

粒々は朝日にきらめいて光っています。

 

フィンガーライムの木に実がなっているところ

ピンク種

 

グリーン種

 

飲み物に入れるという使い方もあるそうです。スパーリングワインに合うとか言われていますが、まだ試していません。もっと庶民的な焼酎と一緒も良いかもしれません。

きっとアイスクリームとかジェラードにもいいと思います。お寿司の上にのせるというのもありでしょう。もうすぐ牡蠣のシーズンになりますがこれにもいいと思います。

日本人は普段の生活の中でスダチ・カボス・酢橙・レモンなどの香酸柑橘の使い方には慣れているので、フィンガーライムという新しい柑橘にもすぐに慣れて上手に使うようになるのではないでしょうか。

 


今日は分化の日です。

 私の入っているコーラスグループも今日は発表の日です。会場の文化センターへ着いた時にはさすが秋ですね日は西に傾いていました。私が中学生だった時から生えていたメタセコイアの木が当時と同じようにそびえ、西日を浴びてそびえていました。そしてコーラスの発表が終わって駐車場に戻ると日は暮れてわずかに残る夕焼けにメタセコイアはシルエットとなっていました。歌の方は練習不足がたたっていい声が出ませんでした。

 

 

 

 

会員の多くはうん十年前PTAのママさんコーラスとして出発したメンバーですがみんないい年になりました。もちろん若いメンバーもいますよ。ヨハンシュトラウスの青き美しきドナウを歌っています。


海の見える みかん畑

2017年11月02日 | 日記

今日は落ち葉

桜の木はもう冬支度です。日に日に葉を落としてゆきます。もうしばらく紅葉を楽しみたいのにね。

 


 夕方みかん畑に行ってみると、みかんの色はほとんどオレンジ色に色付いていました。みかんの木は「もう食べてもいいよ」と言わんばかりです。このみかんの木は早生みかんと呼ばれている品種ですが、我が家ではまだ収穫はしません。もう一か月木にならせて完熟になるまで待ちます。みかんの木には少し負担をかけますが、そこまで待つとみかんと言うのは本当においしくなります。

 


瀬戸内海を一望できるみかん畑

なかなかいい色に色付いているでしょう。

 

青空と青い海をバックにしたかったのですが、今日の午後の天気では無理でした。また天気の良い日に撮り直します。

 


ダイサギとアオサギ

2017年11月01日 | 日記

今日の花と蝶

最盛期に比べるとアサギマダラの数がずいぶん減って来ました。  下の写真はちょっと面白い写真です。アサギマダラだけでなくモンシロチョウとイチモンジセセリが一緒に写っています。

 


 今日は小春日和と言ってもいいような気持のよい暖かさの一日でした。あちらの国ではインディアン サマーと言うそうですが、冬を前にしたこの時期に暖かい一日は生き物にとって宝物です。例によってお昼休みに、アサギマダラのマーキング調査に出かけたのですがマーク蝶は1頭も見つけることはできませんでした。その代わり、フジバカマの花にはいろいろな蝶が集まっていて、時期としては蝶の少ない季節になっているにもかかわらず沢山の種類の蝶に出会えました。

そしてまた、途中の海岸沿いの道路を走っているときに真っ白な大きな鳥が波打ち際にいるのを見つけたのです。すぐに急ブレーキをかけ車を道路の端っこに停めておいて、カメラを持ってそっと海の方へ向かいました。堤防の上からのぞくと白い鳥はあっと言う間に海の上を飛び去ってしまいました。またしてもじっくり観察することはできませんでした。この白い鳥を始めてみたのは10月の3日でした。その日伊崎の海岸にいたのですが、何の鳥かわかりませんでした。大きさはアオサギとほぼ一緒くらいの大きい鳥で、よく田圃などで見る真っ白なコサギとは大きさが全く違います。その日は写真を撮っただけで調べてみませんでした。今日はその時の疑問を解いておこうと思い、友達の日本野鳥の会の会員に電話で聞いてみました。すると、「それはダイサギだろう。」との答えでした。私は野鳥のことはよく知らないので分からないときにはいつも彼に聞きます。こうしてようやく疑問が解けました。鳥の専門家の彼でも「大島でダイサギは見たことがないなあ。」と言っていましたので、少しは珍しい鳥なのかもしれません。今日はダイサギとアオサギをお見せします。大きさも姿もとてもよく似ています。

 


ダイサギ

10月3日伊崎の海岸にて

逃げられてしまいました。

 

今日の写真

今日も逃げられました。

 

 


アオサギ

アオサギは大島にはたくさんいます。10月3日ダイサギと同じ所にいました。

今日のアオサギ

前回も今回もダイサギとアオサギは一緒にいました。

飛んでいる姿など比較してみてください、とてもよく似ていると思いませんか。