快風丸

俺の船に乗らないか。

秋の夜長

2008-09-16 00:01:15 | Weblog
 8月のライブの前、6日間、アルコールを抜いたときにわかったことがある。
夜が長くなるのだ。飲んでるとあっという間によい子は寝る時間を過ぎても悪い子なので起きている、ような感じだが、飲んでないと、時間がゆっくり流れることに気がついた。

 酒屋には月一しか行かないと決めている。今月は少なめにしか買ってない。
もうすぐ底をつきます。しばし、長い夜を楽しんでみようかな、と思ってます。

 今日は、晩ごはんのあと、ピアノの練習と筋トレやりました。こういう充実感がいいのです。

 そして、今週末は弾き語りLIVE、のどの調子を整える意味もある。
それよりも、まだ曲も決めてない。
「銀ちゃんのラブレター」は無理かなぁ。
当日は息子の運動会だしなぁ。練習する間もないなぁ。

 ま、なんとかなるさ。

JOY MOON

2008-09-15 01:04:35 | Weblog
 朝から、かみさんの実家のおかあさんと弟さんが遊びに来た。
子どもたち大喜び。東急ハンズ行って、名駅でラーメン食って、一休み。

 夕食、近所の店はどこもいっぱいなので、スーパー「フランテ」。
今日はワイン20%OFF。飲みやすいシャンパンが飲みたいとのリクエストにお答えして、”ドンペリよりおいしい”と評判のロジャーグラート、2,000の2割引ね。 お惣菜、結構買いましたが、外で食べること思えばね。

 近所のスーパー銭湯へ。歩いて5分。
飲んでますからね。サウナはどうかと思いましたが、大して飲んでないですからね。フルサイズで堪能させていただいた次第で゛ございまして。

 ほんとに、銭湯ほど投資対効果の高いリラクゼーションがございますでしょうか?
 露天風呂から中秋の名月が拝めるのですよ。
月ってこんなに美しかったんだね。

 月も僕も、裸のまま、一人ぼっちのまま、でも恥ずかしくないね。裸のままだからね。

円盤

2008-09-13 23:43:01 | Weblog
 息子とブラレール遊び。うまく走らないヤツがある。モーターは元気なのだが、車輪が空回りする。他の車体に比べて、トルクがかかりにくくなっている。
 分解大好き。

 車軸に付いてるギヤは、大きなトルクがかかるとスプリングで抑えられている接合部が外れて空回りするようにできている。コースの中で、止まって待つシチュエーションはこの機構に支えられてたんだね。よくできている。しかしこの個体は、トラクションが弱い段階で逃げてしまうので、チューニングが必要だ。

 頼まれもしないのに、試行錯誤する。スプリングを強化したいのだが、どうしたものか。焼きを入れるか、しかし、もろくなってしまう。なんかのスプリングを代用するか、良いものがない。スプリングと押さえの間にペーサーをかまそう。

 針金入りのモールで。よーし、完璧、スゥッチON。
大して変化なし。ま、楽しかったし、素晴らしい機構を発見できたのでよしとしよう。

 公園でフリスビー。息子とやるのは初めて。
僕は飛ぶおもちゃが子供のころから大好き。フリスビーとて例外ではない。
上手に飛ばして、上手にキャッチできると楽しい。二人とも下手なので、公園をところせましと駆け回る。秋の空には層雲が、雄大な絵を描いている。きもちいい。

 一時間ほど走りまわって、毎週来る移動販売の豆腐屋の湯葉で一杯。

 いい休日だったな。

晴れ晴れ

2008-09-12 22:26:34 | Weblog
 月曜から金曜まで晴れてたのは、今年初めてらしい。おかげで、月曜日から金曜日まで自転車で行けた。ありがたいことこの上なし。

 もう9月なのにとても暑い日が続いている。
亜熱帯になったとしたら、雪が降らなくなるな。梅雨も大寒も春分も立秋もなくなるな。

 文化的背景が失われたとしたら、絵画、彫刻、音楽、詩、すべての芸術的価値はそれでも普遍なのか。

 もう、世界の東の果てのある国は、実は消滅しているんじゃないだろか。

 誰か、違うと言ってくれ。

安全

2008-09-11 23:53:48 | Weblog
 焼酎もおちおち飲んでられねぇ。
これは食品衛生法違反ではなく傷害罪だ。健康に被害がなくとも少なくとも僕は心に大きな傷を負いました。

 ギョーザ、牛肉、農薬野菜、賞味期限改ざん、産地偽装。

 食、エネルギー、雇用、年金、人が生きていく為の最低限の安全が崩壊している。もうなんともならないのか。

 某政党からは、総裁候補がたくさん出てきて、楽しそうである。ノリでやっつけようとしてるように見えて仕様がない。もっと深刻なんだよ。
 
 ある雑誌の特集は「食の安全」、曰く
加工食品をやめて、国産の有機栽培、肉、魚は産地にこだわってとのこと。
分かってる。金のあるヤツはそれでよい。金のない僕らはヒマもない。
インスタントも冷凍食品も食べざるを得ない。安ければ産地の不明な肉でもおいしく食べなければ生きていけない。

 「国民目線で」というときの”国民”とは、金持ちの国民のこと。遠くない将来、この国にもスラムができるであろう。そこでは、ジャパニーズマフィアが賭け相撲で巨万の富を築いている。そう、あの力士たちは”黒横綱”として復活しているだろう。

ノータリン

2008-09-11 00:32:08 | Weblog
 TVに茂木先生がで出てた。
自閉症の人の能力について。
円周率を25000桁、暗唱する青年。チャリティーの募金活動のVTRがありました。見ていた女性が「カッコいい。」実に5時間かかったとのこと。

 茂木先生、なぜカッコいいのか解説して曰く
「普通の人は脳の能力の1%も使えていない、たとえるなら、高性能のスポーツカーを乗りこなしているようなもの。」

 いつもこの人の答えは明確で、目からウロコが落ちる思いがする。

 脳に関しては、いろいろ研究が進んでいるらしい。
しかし、茂木先生しかり、どこか他人の話に思えてならない。脳には人格も意思もなさそうだ。自分の脳は、自分ではアンコントローラプルということらしい。

 内臓移植をすると性格が一変する場合があると聞いたことがある。
日本では、「腹をくくる」「腹黒い」「腹を割る」など、腹、すなわち、脳でなく内臓で意思決定をする比喩が古来よりあるようだ。

 西洋では「ハート」、心臓だ。

 そういうことなのかもしれないな。

ダークホース

2008-09-10 00:24:48 | Weblog
 宗右衛門町ブルースが好きだ。
僕の社会人生活と大阪生活は同時スタートだった。
学生のころは演歌が嫌いというより、忌んでいた。こんな紋切型があるおかげで、この国の音楽が退化してゆくのだと公言してはばからなかった。

 ある日、気づきました。曲が単純であるからこそ、シンガーの裁量の余地があるのだと。歌うことこそ演歌の本質、こぶしまわしこそが歌なんだと。
 20代前半のころ、カラオケの味を覚えた。ロッカーはバンド以外で歌っちゃだめだと思っていた。場末のスナックで聞いて大好きになったな宗右衛門町ブルースは歌えなかったので、いつもマリー&ファナーズのドラマーに歌ってもらっていた。

 大阪は深夜の天気予報のバックとか、ローカル局は、ちょっと気を抜くと、演歌のビデオクリップを流している。「大阪もの」。
 大阪の演歌ムーブメントはほぼアメリカ南部のブルースの状況に近いと思う。
70年代フォークとクロスオーバーしていたり、民謡、河内音頭、歌謡曲、およそ雑多な音楽要素の全てを取り入れて、洗練を許さない。歌手のファッションたるや、男はチンピラ風、良くてアマチュアゴルファー、女は場末のスナックのホステスか、良くてちょっとおしゃれして阪神百貨店に買い物に来た東大阪の主婦である。

 本日、夜8時ごろ、帰って、いつものようにNHK見ながら着替えてましたら、歌番組に平和勝次とダークホースが出てまして、件の歌を歌ってくれたわけです。
 知りませんでしたけど、詞は平和勝次氏の自作で、そもそも自主制作で500枚だけ作ったのだという。もともと浪曲師で、それだけでは食えないので、流しをやっていた、その店のホステスが客に「きっと来てね」と言うのを繰り返し、見ながら、いつかは有名になって、こういう店でそんな言葉で見送られたいという思いだったそうだ。昭和47年、200万枚の大ヒット。

 インタビューで、平和氏がギタリストを紹介すると、ギタリストがベーシストを紹介した。
「この人は、当時、体調を崩してまして。」
ペーシスト答えて曰く
「そうう、風邪ひいてまして...なんでやねん、ベース弾ひいとったやないかい。」

 あぁカラオケ行きたい。

脱パターン

2008-09-09 00:33:21 | Weblog
 金曜日に遅く帰ると、夜がもったいないからと夜更かししてしまう。
ついでに土曜日も。  仕事がすっきりしないときは、良くない。
 休日も落ち着かない。  

 先週末はよく家庭のために働いたし、よく音楽も聞いたし、良く飲んだ。
良きホリデイであった。

 が、ギターにもピアノにも触ってない。そういえば、筋トレもさぼりっぱなし。
読みかけの本も読みかけのまま。
 TVのニュースも救いのない話ばかり。

 季節の変わり目だからなぁ。

ラッキング

2008-09-07 23:33:10 | Weblog
 家具屋の広告、店じまい。閉店のことじゃないんだな。TV用のラックが安い。
1日前に入った広告の目玉商品がまだ残っているのだろうか。

 ご近所さんから頂いたコーナーラックに、今となっては”巨大”な29インチのブラウン管が鎮座ましましておりましたとさ。頂き物ではございますが、この家具が妙に自己主張する形とサイズで、良くない意味での気になる存在でございました。

 さて、ありました。最後の2台。90幅の高さ45。2台×¥3,000、根こそぎ購入。
配線が面倒です。以前、すべてのケーブルに、接続先を書いた紙を貼った。しかし、セロテープは弱い。取れかけている。経時変化に強いOPPフィルムテープで張り直し。TV、ビデオ、DVD、スカパーチューナーが複雑怪奇に絡み合う配線はそれでも面倒だ。休息をはさみながら、作業終了。インテリア的にすっきりしました。

 さて、その充実感と相まって、ジンストレートとYOUTUBEの夜はまたしても明け、朝刊が来てから寝まして、あけて本日は、件のコーナーラックをキンプルへと売り飛ばしまして、¥400となった記念に、キンブルで白ワインなんか買って帰った次第でございます。

 大阪屋で買った半額のカルビなどホットプレートで、焼きながら、庶民の夜は更けていったというわけです。

座成仏

2008-09-07 03:45:38 | Weblog
 自宅の机のパソコンで、マリー&ファナーズのLIVEを見ながら死にました。
生まれ変わったのは、6時で、カーテンの向こうにかすかな朝の香りがしました。
 イスに座ったまま、成仏してしまったわけです。

 仕事でも座ってばかりです。誰かが言う、「楽でいいな、火の粉もかぶらないし。」
今は、チームのリーダーですが、このチームはまた上部組織に従属しており、さらにその上の組織があり、他部署と横の連携があり。
 独立したチームではないのはハナから分かっています。でもリーダーとしては、このチームで、独自のもの、具体的な成果をもたらす形ある物を創造したいのです。そして、今年の初めから誰の命令でもなく、プロジェクトを立ち上げ、奮闘してきました。が、大きな波がいくつも寄せてきて、中断を余儀なくされています。

 コンプライアンス、会社としての社会的責任、人事的な問題、もっとミクロには、いろんなことを要求されます。しかもそもそもすでに日常業務に忙殺されています。解決すべき問題が解決しないまま、新たな問題が発生しています。

 綱渡りとまでは行かずとも、平均台の上を歩いています。上手に歩くより、痛くない落ち方と落ちた時の言い訳を考えてしまう。ま、考えてみれば、その組織のトップオブザトップはこの国のプライムミニスターであって、それが投げ出すほどこの国のシステムは行き止まりなのにそれに隷属するカイシャが安穏としていられないのは道理だ。

 たまにゃグチりたい夜もある。
 
 今、トム・ウェイツを聞いています。夜のブルース。シャッフルに絡むギター、ピアノ、サックス、しゃがれ声のシャウト。
 とてもやさしい。都会の孤独の歌だ。
「この世は楽しい場所じゃない、誰もひとりなんだ、だから俺はピアノを叩き、叫ぶ。お前のために。なまやさしい夢なんか忘れちまいな。」
今の僕に彼の歌は、そう響いている。