朝から雨模様・何にもする気なし・「あらかね餅」を知っていますか?今朝の中国新聞の記事で思い出させてくれました。子供の頃はよく食べていました、もち米と普通のコメを混ぜてから作るもちです。もち米と普通の米のついた時のつぶれ具合が違うのでぶつぶつ餅になります、食感が違うのと粘りが少ないので好みはわかれるところですが、昔はクズ米の利用から始まったようです。懐かしい言葉を聞いて昔が一気によみがえりました。
貧しい我が家では子供の人数が多い分、食べ物もいろいろ工夫して腹一杯食べさせてくれました。「ぬかもち」も思い出の餅です。ぬかもちとは?酒米の精白度は50%ぐらいまで搗きます、一般的にはご飯で食べる部分をぬかとして落としてしまうのです、だからぬかと言っても食べるコメの成分ばかりですからこれをもち米に混ぜて搗くのです。粘りが少ない分ヨモギなどのつなぎをたっぷり入れた健康食でした。まだまだ全国的には、いも餅・雑穀の粟餅・ひえ餅などなどこんな餅をまとめて「てんこ餅」と言っています。雑穀てんんこ盛りから来た名前でしょうか?
藁のハデと我が家のもみじ写真もエディオンでなおしてもらいました。
「正月や2日3日はよけれども 4日の朝 のてんこかなしや」わが故郷には「てんこ餅」という餅もあります、雑穀・クズ米を入れたものです。
ついでながら・・・数年前西条の酒蔵を訪ねた際・米ぬかについて聞きました。現在は技術の進歩でこの酒米ぬかは・・すべて酒になっていわゆる安売り酒にしているそうです。