カナリア日記

さいたま市南区(武蔵浦和)にある「カナリア音楽教室」のレッスン日記です。

「発表会」をする意義

2009年10月06日 | 「レッスン日記」
「なんで発表会をするのかな?」
と、ふと考えました。

ピアノ教室をやってるから「発表会」をするのは当然の事
年中行事の一つとして定期的にするのは当たり前

そんな風に思ってしまっては、なんとも味気ないですね。


「目標を持たせ、それに向って練習させる」とか
「先生自身のモチベーションが上がる」とかも目的の一つで有る事には違いないですが
本当の「意義」はもっと別の所にあるような気がします。


昨今は「ステップ」や「コンクール」等で
年間を通し、舞台に上がる機会は幾らでもあります。

でも、同じ会場であっても、その雰囲気は全く違います。



発表会の会場は、「温かさ」で満ち溢れています。
間違えても、失敗しても
我が子と同じように、拍手をして下さるご父兄がいます。
会場全体が「優しさ」に溢れています。

発表会というのは、皆で作り上げた物だと痛感しました。

私の力だけでは決してありません。
生徒達の、そしてご父兄の力が一つになって作り上げた物です。

だからこそ、感動も違うんです。



お母さんはどんなに心配でしょう
心臓が飛び出す程の思いで見守っています。
同じ親として、その気持ちはとてもよく判ります。

舞台で弾いてるのはお子さんです
でも、お母さんも一緒に弾いてるんです
私にはお母さんの姿が見えます
二人で一緒に弾いているんです。
母と子の絆はそれ程深いものがあります。
そして、それを舞台袖でじっと見守ってる私がいます。

やはり、三位一体ですね(笑)



発表会って、ある種の「お祭り」だと思います。
だから、それなりの「演出」も必要です。

私は、なるべく、舞台に立つ回数を多くして上げたいと思ってます。

子供の「晴れ姿」って
「入学式」や「七五三」以外、そうそう有るものではありません。
その、着飾った姿を
少しでも多く、カメラやビデオに収めて頂きたいと思っています。

御家族にとって、かけがえの無い「思い出」の一旦を担えたら
こんなに嬉しい事はありません。


結論
発表会の意義は「和・輪」です。


生徒さん同志も新しくお友達になれたようで
とても嬉しく思ってます☆

コメント
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