◇冬の兼六園橋巡り2022 ②(No.2063)
兼六園の曲水は、犀川上流約10Kmの辰巳用水を経て園内延長574mで、4つの池や島、大小あわせて36個のさまざまな橋がある。
今回は曲水上流の山﨑山下土橋から虹橋の千歳台の9橋を巡ります。
6)雁行橋(がんこうばし)
七福神山から少し下流の曲水に架かる、11枚の赤戸室石をつなげた切石橋で、夕空に雁が列をなして飛んでいるように見えることから、この名が付いた。また一枚一枚の石の形が亀の甲羅の形になっていることから、亀甲橋とも呼ばれている。万年を生きる亀にちなんで、この橋を渡れば長生きができると言い伝えられていたが、摩滅が激しいことから現在は通行止めとなっている。渡れないのは残念だが、見るだけでも十分に美しい橋だ。「かりがねばし」と呼ぶ人もいる。
7)旭橋(あさひばし・代替橋)
アサヒザクラ(旭桜)のそばにある木製橋。
8)虹橋(にじばし)
霞ヶ池の北岸、徽軫灯籠の手前に架かる、長さ4m99cm、幅1m10cm、厚さ30cmの一枚橋。園内の切石橋の中で6mの黄門橋に次いで2番目に長い。赤戸室石の反橋で、琴の形のように緩やかな曲線を描いていることから、琴橋ともいう。橋のすぐ上流に落ちている小さな滝は琴の糸を表しているともいわれ、この辺りは琴にちなんで形づくられたと推測される。徽軫灯籠と虹橋を中心とした眺めは兼六園を代表する景観で、記念撮影の定番スポットとなっている。
9)月見橋(つきみばし)
曲水が霞ヶ池に流れ落ちる少し手前にかかる土橋。別名、玩月橋。東方の遠く連なる山並からのぼる満月を眺めるのに最適な場所ということから、この名となった。たもとには月見灯籠も立つ。曲水に架かる花見橋、雪見橋と合わせて三橋という。
ユーチューブ「冬の兼六園橋巡り2022」