金沢の観光スポットレポート その980(No.1412)
◇金沢の秋 -11 卯辰山山麓寺院群 蓮昌寺~来教寺~西養寺
〇蓮昌寺(れんじょうじ)概要
蓮昌寺は日蓮宗の寺院で、天正10年(1582)、僧日寿によって創建。大本山京都妙顕寺の門末として加越能三国(加賀国・越中国・能登国)触頭をつとめた寺格をもち、加賀藩3代目前田利常の生母、寿福院の帰依所でもありました。
小高い所に建つ山門からは瓦屋根が連なる金沢市街が一望でき、本堂の奥には裏山が広がり、3000坪の敷地をもっています。
■写真は蓮昌寺山門
■写真は蓮昌寺本堂
■写真は目細てるの墓(泉鏡花の又従姉で命の恩人)
金沢三大仏のひとつに数えられる丈六の釈迦如来立像を安置しています。丈六とは一丈六尺のことで、高さ約4.85メートルの木彫りの大仏です。造像は元禄年間(1688~1704)。
享保21(1736)年4月7日、蓮昌寺門前の坂下の町家から出火した大火により卯辰山山麓寺院群も大きな被害を受け、蓮昌寺も本堂が焼失しましたが、幸いにも大仏は難を逃れました。(ホームページより)
■写真は大仏立像
□蓮昌寺ホームページ
〇来教寺(らいきょうじ)概要
天台宗真盛宗本堂内陣は珍しく神社様式をとっており、左側内陣は金毘羅大権現が中心、右側内陣は阿弥陀仏が祀ってあり、馬頭観音不動明王毘沙門天が配されている。金沢出身の蓮田修吾郎氏寄贈の作品である多宝塔が安置されている。
■写真は来教寺山門
■写真は左側金毘羅大権現入り口
■写真は地蔵堂
□市民が見つける金沢再発見ページ来教寺
〇西養寺(さいようじ)概要
天台宗寺院で、もと天台宗真盛派5ヵ寺の一つで開山は盛学です。7代目住職真運の時に、府中に在城していた後の加賀藩主前田利家が参詣し帰依しました。2代藩主利長もまた度々参詣し、真運への信望が厚く、利長が越中の守山、富山、高岡と移住した際には、追従して移転しました。慶長7年(1602)には、八坂町(東兼六町)の地を拝領したが、慶長17年(1612)に、眺望絶景の当地に移転しました。
■写真は西養寺山門
■写真は本堂
■写真は観音堂、龍神堂
□市民が見つける金沢再発見ページ西養寺
□心の道(卯辰山山麓寺院群)めぐり3 蓮昌寺① 紹介ページ
□心の道(卯辰山山麓寺院群)めぐり3 蓮昌寺② 紹介ページ
□心の道(卯辰山山麓寺院群)めぐり4 来教寺① 紹介ページ
□東山・卯辰山山麓寺院群体験レポート 西養寺紹介ページ
撮影日:2018.10.14~22
(つづく)