金沢の観光スポットレポート その758(No.1141)
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◇金沢市老舗記念館-1
藩政時代からの薬種商であった「中屋薬舗」の建物を昭和62年(1987)、金沢市が中屋家から寄付を受け、文化財的に価値のある外観を保存し、藩政時代の商家の面影を残す「店の間」などを復元。伝統的町民文化の展示施設として平成元年(1989)に開館したもの。
中屋家は、天正7年(1579)に彦兵衛が薬種業をはじめ、藩政初期から南町に店舗を構えた代表的な老舗で、特に五代藩主綱紀から御殿薬の処方を拝領し、以後代々町年寄り等をつとめた格式の高い家柄。
移築前の建物は、明治11年(1878)明治天皇行幸の際に御在所とともに建築され、大正8年(1919)改築された。
■写真は外観
1階は中屋薬舗店の間、おえの間、茶室、座敷、書院を復元。
2階は金沢老舗百年会のお店の展示場
■写真は1F、2F図面
■写真は1F店舗再現
■写真は明治期の店舗
□国登録有形民俗文化財「金沢の売薬製造・販売用具」
中屋家が所蔵していた道具は金沢市で保管されており、平成25年3月12日に県内で初めて国の登録有形民俗文化財になった。
材料を砕いて丸める薬を造るなど製造用の道具775点と、薬棚や宣伝用看板などの販売用の道具類292点の計1,067点がある。加賀藩政期を通じて、金沢を代表する薬種商・中屋薬舗に用いられた道具類であり、金沢の薬の伝統的な製造や販売などの実態を知ることができる貴重な資料です。
■写真は金沢の売薬製造・販売用具
■写真はおえの間
■写真はおえの間の「能作」図
■写真はおえの間「森八」図
■写真はおえの間「山田時計」図
(つづく)