金沢の観光スポット体験レポート その136(No.248)
◇金沢城公園巡り19 大手門、黒門他レポート
◇大手門
佐久間盛政の頃、大手門は西丁口にあったが、前田利家が
入城した後に大手門を尾坂口に改めた。
尾坂門も大きな枡形で城内でも屈指の大きな櫓台を備えて
いたのが、現在残っている絵図ではすべて「櫓台」として
表記され、櫓がのっている事実は確認されていない。
外側から向かって右の角の畳5畳はある大型割石や正面の
大石は大手門らしい組み方だ。
■写真は大手門の右角大型割石
■写真は大手門正面の大型石
■写真は大手門
■写真は大手掘り(大手門側より)
■写真は大手掘り(黒門側より)
◇黒門
金沢御堂の時代は、ここが御堂の入口で、佐久間盛政が入
城した時もここを大手としていたという。前田の時代とな
り大手は西丁口から尾坂口へと移された。
江戸時代は西丁口門と呼ばれ、明治に入って以降、いつの
頃からか黒門と呼ばれている。
■写真は黒門坂
■写真は空堀(極楽橋)
■写真は極楽橋下の石垣(印がある)
◇色紙短冊積み石垣
正面の石垣は、代表格で最上部に黒色の石(坪野石)を使
ったV字形の石樋(いしどい)を組み込み、落水の背景と
なる石垣中央には、3石の縦長石を段違いに配置するなど、
庭園に面した場所ならではの意匠を持つ石垣。
*現在玉泉院丸付近はいもり坂方向より入ることができる。
一見の価値あり!
■写真は色紙短冊積み石垣