金沢の観光スポットレポート その571(No.874)
◇緑の小径、松風閣、巡り ②
鈴木大拙館の隣に松風閣庭園。中村美術館から鈴木大拙館までの「緑
の小径」をレポートします。
□松風閣庭園(旧本多家庭園)
松風閣庭園は江戸時代初期に、古沼と自然林を生かして作庭された庭
園で、この豊かな樹林を背景にして、蓬莱島を浮かべる霞ヶ池は、奥
行きと広がり、静寂で深遠な庭園空間を構成しています。
また、旧加賀八家本多町下屋屋敷跡に位置する庭園は、本多家ゆかり
の松風閣が移築され、かつて辰巳用水から霞ヶ関に導水されていた水
路跡を遺し、旧加賀八家筆頭本多家の威光を今に伝えている。
■写真は鈴木大拙館よりの入口
明治19年(1886)に元本多家上屋敷から移築された旧広坂御広式御
対面所が、明治40年(1907)現在地に再移築された際に「松風閣」
と改称され、庭園も松風閣庭園と呼ばれるようになった。
昭和43年(1968)、北陸放送会館が竣工し、松風閣に増築するかた
ちで高台荘が完成しましたが、その際に庭園の曲水、護岸の一部が改
修され今日に至っている。
松風閣庭園は鈴木大拙館のオープン(2011年11月)に合わせて一般公
開されるようになりました。入口は鈴木大拙館から緑の小径へ行くと
ころに入口がある。
住所:石川県金沢市本多町3-2-1
■写真は松風閣の霞が池
■写真は松風閣玄関
■写真は松風閣
■写真は松風閣庭園
□陶芸工房
散策ルートの途中には陶芸工房がある。この工房は「北陶」という陶
芸の会社が所有する工房で、工房の代表である飯田雪峰氏は金沢市の
文化活動賞を受賞している著名な陶芸家です。この工房では一般の人
たちを対象に陶芸教室を開催している。
■写真は陶芸工房
(完)