金沢の観光スポットレポート その551(No.838)
◇金沢の夏-11 金沢市内 ①
夏の金沢を歩き目に留まったところアップします。
□立野(たての)畳店(有形文化財 建造物 金沢市大工町)
立野家住宅は、寛永8年(1631)の大火のあと拝領地を受けた藩の大工
衆がかつて住んでいた大工町の一角に残る町家の遺構です。
立野家は畳店で現当主で7代目に当たり、明治初期にこの建物を購入しま
した。建築年代は不明ですが、1階平面の原形から建物後部に座敷が無
かったことが明らかに確認できることから、19世紀初期は下らないもの
と推定されます。
■写真は立野畳店
□多田家の五葉松(金沢市竪町)
多田家の五葉松は多田家の子孫繁栄の松で、17代続く商店(油屋)の
五葉松樹齢500年。もと盆栽だったとか。
現在は竪町商店街のビルの合間を通り駐車場の中にあり個人の土地でも
あり、気を使って訪れたい。
■写真は多田家の五葉松
話題の東京・北の丸公園の国立近代美術館の工芸館が,金沢市の兼六園
に隣接する本多の森に移転することが決まりました。
定かではありませんが、この二つの建築物の活用が候補に登っている。
□旧陸軍偕行社(金沢市小立野)
マンサ-ド風の屋根を持つ中央棟の左右に、寄棟の翼屋が付く構造とな
っています。コリント式のピラスターやドーマー窓等バロック風の技巧
的な装飾を用いた外観意匠は、全体として華やかで優れたものです。明
治42年に現在地に移築したと伝えられています。陸軍経理部によって
設計された建物です。(金沢市ページより)
■写真は石川県庁舎石引分室(旧陸軍偕行社)
□旧陸軍第九師団司令部庁舎(金沢市小立野)
左右対称型の構成とし,正面のペディメントやピラスタ-、上下窓など
簡素なルネサンス風の外観を見せています。明治期の庁舎建築の好例で
す。旧金沢城内に建築されましたが、昭和45年に現在地に移築され、
その際両翼の一部が切り縮められました。陸軍経理部によって設計され
た建物です。(金沢市ページより)
■写真は石川県庁舎石引分室(旧陸軍第九師団司令部庁舎)
■写真はあめの俵屋
(つづく)