金沢の観光スポットレポート その1094(No.1540)
◇金沢の桜 -1 兼六園 ⑫ 大島桜、糸くくり、(苔清水??)
兼六園のさくらは園内の池や曲水、灯篭、石塔、松などの樹木とのバランスがなんとも言えない落ち着きと華やかさが魅力です。ここ6年”とりこ”なっています。今年もぜひご覧ください。
33)大島桜(おおしまざくら)
伊豆諸島に分布する野生種で、房総半島や伊豆半島南部に多くみられるものは薪炭用に栽培されていたものが野生状態になったといわれています。葉や花が大きく、花に芳香のあるものも多く、形態や開花期などに多くの変異がみられます。サトザクラ類に含まれる多くの品種のもとになった桜といわれ、他の桜との交雑によって生じたと思われる品種が多数知られています。
■写真は大島桜(2018.4.18)
■写真は大島桜(2019.4.12)
■写真は大島桜の付近曲水
34)糸括り(いとくくり)
もと東京の荒川堤で栽培されていた品種で江戸時代から知られていました。「花壇綱目」(1681)に“糸くくり中輪なり”とあり、また「怡顔斎桜品」(1758)にもその名があることから古くからある品種と推定されます。小花柄が長く、花が束になって下垂するのでこの名がつけられたといわれています。船津静作の「江北里櫻の品種と特徴」には“大手毬トモ云ウ”とあり、また手毬は“糸括ヨリ早ク咲ク”とあります。
■写真は糸括り(2019.4.18)
■写真は糸括り(2019.4.12)
35)不明品種(苔清水??)
真弓坂入り口左の坂の一番目の桜。
■写真は不明品種(2019.4.22)
■写真は不明品種(2019.4.6)
■写真は不明品種(2019.4.8)
(つづく)