ひがし茶屋街の見どころ その1
◇ひがし茶屋街の概況
ひがし茶屋街は文政三年(1820)に加賀藩がこの近辺に
点在していたお茶屋をここに集めて町割りしたもので、
今でもキムスコ(木虫籠)と呼ばれる美しい出格子がある
古い街並みが残り、昔の面影をとどめています。灯とも
し頃にもなれば、今でも軒灯がともる茶屋から三味線や
太鼓の音がこぼれてきます。金沢の人気スポットです。
平成13年に国の重要伝統的建造物保存地区に選定され、
「街並みの文化財」として保存策が進められています。
◇志摩(国指定重要文化財)
「志摩」は、文政三年(1820)に建てられたお茶屋の建
物で、これまで手を加えることなく、江戸時代そのまま
に残っており、学術的にも貴重な文化遺産として高く評
価されている。
お茶屋は、2階を客間とし、押し入れや物入れ等は作らず、
あくまでも遊興を主体とした粋な造りとなっている。
◇懐華楼
懐華楼は、ひがし茶屋街の中ほどにある金沢で一番大き
な築180年のお茶屋(旧越濱)です。昼は、一般に広く公
開され、夜は一見さんお断りを通して、今もなお一客一
亭で華やかなお座敷が上げられています。
■写真はひがし茶屋街