いしかわの観光スポットレポート(No.1992)
◇2021兼六園の桜 -3 (品種別、満開順)染井吉野、枝垂桜、江戸彼岸、越の彼岸
〇兼六園の桜
兼六園の桜は名木が多いことで知られており、園内の分布では山桜系約40本、里桜系約250本(内ソメイヨシノ約200本)ヒガンザクラ約80本、その他約50本で、合計約420本となっている。兼六園には特別名木が19本あり、内桜は5本。園内に溶け込んだサクラをお楽しみください。
*満開時期は2019年実績です。
7)ソメイヨシノ(染井吉野)満開:4月上旬
エドヒガンとオオシマザクラとの栽培品種。一重。花柄、萼筒に毛が多い。花柄は短く、楕円の花弁の先は二裂。散形花序、萼筒は膨らむ。花が葉より先に咲く。
平安以降、桜の名所や歌に詠まれた桜はほとんどヤマザクラであるが、現代の観賞用桜の代表はソメイヨシノである。 江戸時代末期に「吉野桜」と名付けて売り出されたが、明治33(1900)年に売り出された『日本園芸雑誌』に藤野寄命が発表した論文で、初めてソメイヨシノと和名が付けられた。
8)シダレザクラ(枝垂桜)満開:4月上旬
エドヒガンの枝が枝垂れたもので、その他の特徴はエドヒガンとおなじ。
9)エドヒガン(江戸彼岸)満開:4月上旬、原種
花は薄紅色から白で、一重。萼のつけ根が丸く壺形。葉より先に花が咲く。名前の通り春の彼岸ごろに花を咲かせる。
10)コシノヒガン(越の彼岸)満開:4月上旬
エドヒガンとキンキマメザクラとの栽培品種。一重、中輪、淡紅色。散形花序。萼筒は壺形で毛が多い。富山県南砺市城端に自生。コシノヒガンザクラともいう。
(つづく)
ユーチューブ「2021兼六園の桜①」
ユーチューブ「2021兼六園の桜 ②」