金沢の観光スポットレポート(No.1910)
◇秋の兼六園2020 ①(ユーチューブ連動解説版)
〇兼六園概況
加賀百万石の文化を映す、歴史的文化遺産である。水戸偕楽園、岡山後楽園とならぶ日本三名園の一つ、兼六園。兼六園は江戸時代の代表的な大名庭園として、加賀歴代藩主により、長い歳月をかけて形づくられてきました。金沢市の中心部に位置し、四季折々の美しさを楽しめる庭園として、多くの県民や世界各国の観光客に親しまれている。入場者数18年度入場者数275万人(前年比98.2%)であった。
〇翠滝(みどりたき)
霞ヶ池から流れ出て瓢池に注ぎ込む、園内最大の滝です。高さ6.6m、幅1.6mで水量が豊富、滝音も大きく、目と耳を楽しませてくれます。その荘厳さと迫力は他庭にはないスケールで、兼六園の中でも特に優れた庭景の一つです。別名「紅葉滝」とも呼ばれています。その荘厳さと迫力は他庭にはないスケールで、兼六園の中でも特に優れた庭景の一つです。
■写真は翠滝
〇日暮橋(ひぐらしのはし)
言い伝えによると、瓢池に架かる「日暮らしの橋」に立つと滝の水爆の饗音と景観が素晴らしく、眺めていると何時までも飽きないので、日の暮れるのも忘れる程だということからこの名が付いたといわれています。橋には四半模様がついている。
■写真は日暮橋
〇夕顔亭
瓢池の東岸にある茶室。時雨亭、内橋亭、舟之御亭とならぶ蓮池庭四亭の一つ。11代藩主治脩が、宝暦の大火(1759)で焼失した蓮池庭を復興すべく、翠滝とともに安永3年(1774)に建てたもので、その地に往時のまま残る園内唯一の建物である。
■写真は夕顔亭
■写真は長谷坂上のカリンとカスミザクラ紅葉
〇霞が池
兼六園の中心部にある一番大きな池。面積は約5800平方m、水深は最も深いところでm50cm。曲水は虹橋下流で霞ヶ池に流れ込み、内橋亭付近の流出口から翠滝になって、瓢池へ落ちる。池を中心にして栄螺山、内橋亭、徽軫灯籠、虹橋、唐崎の松、蓬莱島などの名勝が配置され、回遊しながら多様な景色が楽しめる。
■写真は霞が池
〇栄螺山
13代藩主斉泰が三度にわたって霞ヶ池を掘り広げた時に出た土を利用して築いた山。高さは9m、周囲は約90m。左上がりで螺旋状に上って行く坂道があり、ぐるぐる上る様子が巻貝の殻のようなので、この名となった。実際のサザエの殻は右巻き右上がりで栄螺山は逆という話は、よく知られている。
〇栄螺山三重の塔
山頂の一段低いところには12第代藩主前田斉広を供養するために、斉広の正室真龍院と側室栄操院(13代斉泰生母)が二人で建立した石塔、三重の宝塔が立っている。
■写真は栄螺山三重の塔と唐傘
撮影日:2020.10.25
(つづく)
□ユーチューブ 植ちゃんの金沢のツボ「秋の兼六園2020」