いしかわの観光スポットレポート(No.2036)
◇2021夏の金沢城公園
〇金沢城公園概況
加賀藩の居城であった金沢城の城址を整備してつくられた公園。園内には、石川門や三十間長屋などのの藩政期建築物。木造城郭建築として五十間長屋や菱櫓、橋爪門続櫓、橋爪門などの歴史的建造物が復元されています。 また、兼六園より歴史のある玉泉院丸庭園も再現され2020年には鼠多門の復元と鼠多門橋が再現され尾山神社まで接続された。
〇石川門は天明8年(1788)に再建され、現在至る。
■写真は石川門
〇菱櫓・五十間長屋・橋爪続門は平成13年(2001)7月に再現。橋爪二の門は平成27年(2015)復元。
〇鶴丸休憩館からの菱櫓・五十間長屋・橋爪門は素晴らしい!
〇二の丸復元のための発掘調査
〇三十間長屋は安政5年(1858)に再建の軍備倉庫。
〇玉泉院丸庭園
玉泉院丸庭園は、加賀藩三代藩主「前田利常」による寛永11年(1634)の作庭を始まりとし、その後五代「綱紀」や十三代「斉泰」などの歴代の藩主により手を加えられながら、廃藩時まで金沢城内玉泉院丸に存在していた庭園です。饗応の場として活用された「兼六園」に比べ、藩主の内庭としての性格が強い庭園だったと考えられています。庭園は、城内に引かれた辰巳用水を水源とする池泉回遊式の大名庭園で、池底からの周囲の石垣最上段までの高低差が22mもある立体的な造形でした。滝と一体となった色紙短冊積石垣などの、意匠性の高い石垣群を庭の構成要素とする、他に類を見ない独創的な庭園であったと考えられています。
〇「玉泉庵」の冷やし抹茶・和菓子付き(水遊び)730円(税込み)
(つづく)