
金沢の観光スポット体験レポート その73(No.169)
◇金沢21世紀美術館体験レポート(その1)
金沢21世紀美術館は石川県金沢市広坂にある現代美術
を収蔵した美術館。愛称まるびぃ(由来は「丸い美術館」)
であるが、一般的には「21美(にじゅういちび)」と呼ばれ
ることが多い。
■写真は全景

もと金沢大学附属中学校・小学校・幼稚園があった場所に、
2004年10月9日に開館した。観光客の多く立ち寄る兼六園
の真弓坂口の斜め向かいに当たり、金沢城を復元中の金沢
城公園の入口からも近い。市の中心部に立地した都心型の
美術館。周囲には金沢能楽美術館、石川近代文学館、石川
県立美術館、石川県立歴史博物館などテーマの異なる芸術
関連施設があり、文化ゾーンを形成している。
■写真は広場のモニュメント

美術館は建物の形もさることながら、敷地に視界をさえぎ
る「外壁」がないのも特長の一つ。建物の外はフカフカの
芝生と遊歩道。美術館へのお客さま以外にも、ちょっと休
憩するサラリーマン、放課後の学生さん、お年寄り、子ど
もなどなどさまざまな人たちの憩いの場になっています。
もちろん、美術館にも人が集まっています。「交流ゾーン」
と呼ばれる場所は入場無料。いつでも気が向いたときにフ
ラリと入れ、気軽に現代を代表する作家たちの作品に楽しむ
ことができます。
■写真は交流ゾーンの桜

金沢21世紀美術館 を代表する収蔵品の一つで、レアンドロ
・エルリッヒ作のスイミング・プール
外側から一見するとたっぷりと水の入った普通のプール。け
れども、近づいて水面をのぞきこんでみると水の下には自由
に動き回る人の姿が。実は、水が入ったプールに見えていた
作品の下部分は自由に行き来ができる空間なのです。
■写真はスイミングプール

フローリアン・クラールの《アリーナのためのクランクフェ
ルト・ナンバー3》は、敷地内に置かれた12個のラッパ状の
筒からなる作品です。
■写真はアリーナのためのクランクフェルト・ナンバー3
金沢21世紀美術館ホームページ
http://www.kanazawa21.jp/
金沢21世紀美術館コンセプト
http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=11&d=1