金沢の観光スポットレポート(No.1904)
◇金沢城公園「鶴丸倉庫公開」(ユーチューブ連動解説版)
〇金沢城公園概況
金沢城の歴史は加賀一向一揆で支配権を握った本願寺が、天文15年(1546)に金沢御堂(尾山御坊)を建てた地に、天正8年(1580)佐久間盛政が築城を開始、天正11年(1583)加賀初代藩主前田利家が能登から入城し、本格的に城造りがなされた。慶長7年(1602)に天守が落雷による火災により焼失し、その後は江戸幕府への遠慮から再建されなかった。
金沢城は、金沢市の市街地に位置し、犀川と浅野川に挟まれた小立野台地の先端に立地する平山城で、規模は東西500m、南北760m、面積約30haである。
〇鶴丸倉庫概要
弘化5年(1848)正月に加賀藩の大工、山本勝左衛門によって建て替えられた武具土蔵で、石川門、三十間長屋とともに城内に残る藩政期の数少ない建物の一つ。「東御丸附壇御武具土蔵ともいう。土蔵造りなので屋根は荒壁塗りの上に屋根がのる二重屋根構造。
総二階の延床面積約636m2(下屋除)で、全国の城郭内土蔵の中でも最大級であり、腰の笏谷平石貼りや窓回りなど意匠的にも優れた遺構として、平成20年(2008)国の重要文化財に指定。
明治以降、軍隊の被服宗箇などとして利用・修理されているが、基本構造は創建時のままである。
■写真は意匠的にも優れた外観
■写真は一階
■写真は二階
■写真は外観
(つづく)
□ユーチューブ 金沢城公園「鶴丸倉庫公開2020」